ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の評価・評判は?

複数の資産に分散投資し、リスク低減を図りたい投資家から根強い人気がある4資産均等のバランス型インデックスファンド。

この記事で紹介する「ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」も、国内外の株式・債権に分散投資をするインデックスファンドの1つです。

この記事では、以下のような内容について解説します。

この記事で分かること

1.ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)はどのような投資商品なのか?

2.ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)に投資するメリット・デメリットは何か?

3.ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)に対する評判・口コミはどうか?

4.ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)はどんな人におすすめできるか?

類似ファンドとの投資コスト、パフォーマンスなどを比較しながら紹介していくので、投資商品を選ぶ際の際の参考にしてください。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)とは?

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の4つに均等に25%ずつ投資するタイプの投資信託です。

4つを組み合わせた合成ベンチマークの動きに連動する投資成績を得ることを目的としています。

日本の公的年金も「4資産均等型」のポートフォリオで運用されており、個人投資家からも長期投資による資産形成を図る際の投資方法としても人気です。

一般NISAや積立NISAにも対応しており、100円からでも投資を始められるため、投資初心者や長期投資による資産形成を図りたい人にもおすすめの投資商品です。

ここからは、ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の基本情報や利回りなどについて見ていきましょう。

クレカ投信積立ならマネックス証券がお得!
マネックス証券なら投信のクレカ積立で、お得にポイントが貯まります。自分もクレカ積立で、いつの間にかポイントが貯まっています。正直言って、やらないと損ですね。
  • ポイント還元率は1.1%(月5万円まで)
  • 積み立て可能な投信ならすべてクレカ決済ができる
  • 特定口座、一般口座、一般NISAつみたてNISAの口座が対象
  • 現金やポイントがもらえるキャンペーンも実施

とお得な内容です。

気になる方は公式HPをチェックしてみて下さい。

マネックス証券

⏬ 参考記事

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の基本情報

運用会社 ニッセイアセットマネジメント
ファンド設定日 2015年8月27日
ベンチマーク 国内株式-TOPIX (配当込み)

国内債券-NOMURA-BPI 総合

外国株式-MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)

外国債券-FTSE世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース)

分類 バランス(固定配分・中リスク)-為替ヘッジ無し
販売手数料
(購入時手数料)
0.154%(税込)
信託報酬
(運用管理費用)
なし
信託財産留保額 無料
分配金 (2015年11月~2021年11月)なし

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の主な投資先

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は、国内外の株式・債権の4つのセクターを主な投資先としています。

月次レポートを参考にしながら、投資先の内訳について詳しくみていきましょう。

まず、国内株式(ベンチマーク:TOPIX)は、東証一部に上場している全銘柄が投資対象となります。

日本を代表する幅広い銘柄に投資がされている点、市場での評価をもとに企業価値を算出し、それを基準として投資割合が決められる点に特徴があります。

国内債券(ベンチマーク:NOMURA-BPI 総合)は、日本の公募債券市場で取引されている債券全体が投資対象となります。

公募債は、不特定多数の投資家を対象に発行される債券です。

BPI 総合では、債権の種類や債券受取日までの残存期間によって区別することなく、公募債権市場で取引されている債券全体から、時価総額(経過利子込み)に準じて銘柄が組み込まれます。

日本の公募債券市場全体の動向を反映したパフォーマンスになる点に特徴があります。


海外株式(ベンチマーク:MSCIコクサイ・インデックス)は、日本を除く主要先進国22ケ国に上場する大・中型株が投資対象となります。

構成銘柄数は約1,300ほどになり、対象の株式市場の時価総額ベースで85%をカバーするようなポートフォリオの構成になっています。

新興国と日本を除く先進国、特にアメリカの経済動向が強く反映された値動きになるという特徴があります。

最後に、海外債権(ベンチマーク:FTSE世界国債インデックス)は日本を除く主要先進国22カ国の国債が投資先になります。

世界で最も使用されている国債市場のベンチマークで、主要先進国の国債市場の動向が反映された値動きになるのが特徴です。


このように、新興国を除いた日本と先進国の株式・債権の銘柄を広くカバーし、その国や地域の経済動向を反映させたリターンを狙えるのが、ニッセイバランスファンド(4資産均等型)なのです。

なお、複数の資産に投資する方法としては、他にも6資産均等型や8資産均等型があります。

6資産均等型はリートを組み込んでいる点、8資産均等型はそこにさらに新興国関連のインデックスを組み込んでいる点が特徴です。

6資産均等型や8資産均等型の方が4資産均等型よりも、評価額の変動が大きい資産を組み込んでいるため、リスク許容度に応じて投資する商品を選択するとよいでしょう。


8資産均等型について詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の基準価額・純資産額の推移

次に、ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の基準価額・純資産額の推移を見てみましょう。

基準価額は2016年から2017年までにかけてはほぼ横ばい、それ以降は緩やかな上昇傾向にあります。

これは、世界的な好景気を受けて日本株式や先進国株式が軒並み好調であったのに対し、相対的に魅力度の劣る日本国債の価格は右肩下がり、主要先進国の国債価格が上・下動を繰り返し、中期的にみれば右肩下がりの傾向にあったことが原因だと考えられます。

純資産総額は、2022年6月24日時点で211.51(億円)あり、順調に右肩上がりで推移しています。

債券を組み込んでいる分リターンはやや控えめですが、純資産の面でも一定の規模があり、投資先として問題のないファンドであるといえるでしょう。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の利回り

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の過去5年間の利回り(2022.6.24時点)の利回りをみると、先進各国の金融引き締めの影響などによる株式市場の下落に伴い、直近6カ月の利回りはマイナスとなっていますが、3年~5年のスパンではプラスのリターンが得られています。

下記の表は、同様のインデックスファンドと信託報酬費や純資産額を比較したものです。

4資産均等型のファンドの中ではニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)が最も優れていることが分かりますね。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)に投資するメリットは?

ファンド基準価額の暴落率が低い

4資産均等型のメリットは、株式単体で運用する場合に比べて、資産の暴落率を抑えられる点にあります。

下記はニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)と代表的な資産の暴落率を比較したものですが、株式単体に比べてリターンは半分以下と大きく見劣りするものの、暴落率は株式に比べ抑えられていることが分かります。

「債券ではリターンが物足りないけれど、株式投資ほどのリスクをかけたくない」という人に適した投資商品であると言えるでしょう。


投資初心者向けの投資法やおすすめの投資信託の種類について知りたいという人は、下記の記事を参考にしてください。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)に投資するデメリットは?

パフォーマンスが限定的

メリットの裏返しになりますが、株式に債権を組み込むことによって、投資信託のパフォーマンスが限定的になる点がデメリットとして挙げられます。

一般的に、株式の評価額が上がる局面では債券価格は下落し、債券価格が上昇する局面では株式の評価額が下落する傾向があります。

例えば、好景気の局面では株式が上昇する反面、相対的にリターンの劣る債権が売られて債券価格が下落したり、インフレ対策のために金融引き締めが行われて金利が上昇し、債権価格が下落したりします。

反対に、不景気の局面では株式が下落する反面、安定したリターンんの狙える債券が買われたり、金融緩和により金利が下落し、債権価格が上昇したりします。

このように、株式と債券には負の相関関係があり、お互いのパフォーマンスを抑制しあう方向に向かうことが多いため、投資信託のパフォーマンスが限定的になる可能性があるのです。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の評判・口コミは?

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)の評判・口コミを見てみると、積立NISAを活用して資産形成をしているという人が多くみられました。

投資初心者にも好んで使われているようです。

年金を運用しているGRIFのポートフォリオと同様である点も評価されている点ですね。

https://twitter.com/Hageharayosouya/status/1530903041213206528

まとめ~ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)はこんな人におすすめ!~

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は次のような人におすすめです。

おすすめしたい人
1.リスクを抑えながらも、ある程度リターンを狙っていきたい人
2.投資初心者で何に投資すればよいか分からない人

反対に次のような人には、あまりおすすめできません。

おすすめできない人
積極的な運用により、高いリターンを狙いたい人

4資産均等型のファンドの中では最も低いコストで運用できるので、何に投資するか迷っているという人は一度検討してみてはいかがでしょうか。

何に投資して良いかわからない…

”資産運用したいけど投資信託の数が多すぎる…”

”投資信託を選ぶのに時間をかけたくないなぁ…”

こんな悩みを持つ投資初心者の方多いと思います。そんな方には、マネックスアドバイザーはどうでしょうか?

マネックスアドバイザーは、高度な金融工学理論やマーケットの専門家によるサポートを受けながら、手軽に世界中の多様な資産に分散投資をしていただくサービス。

運用プランは2,000以上の資産配分の組合せの中から、ユーザーの投資方針に合わせて提案されます。

マネックスアドバイザーの特徴
  • 世界中の地域や資産に分散投資
  • 世界水準の低コスト
  • 1万円からの自動積み立て
  • 簡単リバランス

提案される運用プランに沿って自動積立で運用を開始してはどうでしょうか?まずは行動しないと始まらないですよね。

詳細は以下の記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。

おすすめの記事