SBI・V・米国高配当【SBI -VYM】(年4回決算型)の評価・評判は?

SBI・V・米国高配当「SBI-VYM(分配重視型)」は、米国の高配当株で構成されるETF・VYMに投資するファンドです。そして最大の魅力は年4回分配金を受け取ることができるんですね。

このVYMに連動するファンドもありますが、それらは分配金を出さないタイプ。なので、定期的に分配金を受け取りたい方々からSBI・V・米国高配当「SBI-VYM(分配重視型)」の注目が高まっています。

今回の記事でわかること
  • SBI・V・米国高配当【SBI -VYM】の特徴を紹介
  • 評判・評価そして口コミを紹介
  • 投資するメリット・デメリットを分析
  • 競合ファンドとの比較

冒頭から、本記事の結論をお伝えします。

投資対象のVYMは間違いなく優良な米国ETFであり、円建ての投資信託でVYMに投資することでインカムを受け取りたい方にオススメできるファンド。

それが今回ご紹介するSBI・V・米国高配当「SBI-VYM(分配重視型)」です。

特に新NISAが2024年から始まったこともあり、非課税メリットを活用して定期的に分配金を受け取りたい方には投資候補になる投資信託です。

そんなSBI・V・米国高配当「SBI-VYM(分配重視型)」について、評価や評判・見通しについても深掘りしていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

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SBI-VYM(分配重視型)が誕生!その特徴とは?

まず、基本情報や主な投資先、構成銘柄を確認しましょう。

基本情報

運用会社 SBIアセットマネジメント株式会社
設定日 2024年1月30日
投資対象 外国株式
販売手数料
(購入時手数料)
なし
信託報酬
(運用管理費用)
0.1238%
信託財産留保額 なし
直近分配金 0円

SBI・V・米国高配当「SBI-VYM(分配重視型)」は、バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)を投資対象としています。このVYMは、「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス」に連動するように運用されています。

なので、このファンドを購入することで、米国の高配当銘柄(およそ400社)に投資できるんですね。そして最大の特徴は、年4回決算を行い2月、5月、8月、10月に分配が行われることです。

SBIアセットマネジメントでは、既にVYMを投資対象とする”SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド”の運用を2021年から始めていますが、こちらは分配を行わないファンドです。

SBI-VYM(分配重視型)は、分配金を定期的に支払うことを除いて、この”SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド”と特徴や構成銘柄は全く同じです。

資産総額

37.56億円(2024年2月9日現在)。

運用開始日の2024年1月30日からまだ10日ほどしか経過していませんが、順調に資金を集められています。

基準価額・純資産の推移

設定されて10日ほどしか経過していないこともあり、価格はほとんど動いています。

ちなみに以下のチャートはVYMの長期的な株価推移です。ご覧のとおり株価は長期的に右肩上がりということがわかります。

SBI-VYM(分配重視型)の評価とは?

SBI・V・米国高配当【SBI -VYM】(年4回決算型)のメリット・デメリットについては、以下の通りです。

高評価のポイント(メリット①)

◯投資対象のETFが優秀

冒頭で概要を説明したように、投資対象であるバンガード社のETF・VYMは以下の点において非常に優れています。

VYMのメリット
  • 経費率が0.06%と驚異的に低い
  • 大型株を中心に約400銘柄に分散できている
  • 過去10年の平均分配金利回りが3.29%
  • 過去10年の平均増配率が9.35%
  • 分配金だけでなく株価上昇の利益も見込める(5年トータルリターン年率約10.96%)

このVYMに投資信託で投資でき、かつ分配金を定期的に受け取れるのが最大のメリットと言えるでしょう。

◯競合ファンドよりもコストが低い

投資対象が同じである「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」が競合商品となります。

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドの信託報酬が0.192%であるのに対し、SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド0.1238%とより低く設定されています。

高評価のポイント(メリット②)

〇分配金が年4回し払われること。

投資先となっているVYMは高い分配金利回りが特長のETFです。

VYMの主な投資家層は、「資金運用的には非効率であることは分かっているけれど、毎月のキャッシュフローを改善するためにインカムゲインが欲しい」方々なんですね。

なので、インカムが定期的に欲しい方にとって、円建ての投資信託でVYMに投資できて、しかも定期的に分配金を得られるのはメリットが大きいです。

低評価のポイント(デメリット)

◯SBI証券でしか購入できない

SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンドの残念なところは、販売会社がSBI証券のみに限られている点です。他の証券会社の口座を持っている人は、楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドを買いましょう。

〇構成セクターに不動産が含まれていない

VYMには幅広いセクターが含まれていると説明しましたが、不動産は含まれていません。「リスクヘッジのために不動産にも投資したい」という場合は、同じ高配当ETFであるSPYDにも追加で投資することも検討の余地があります。

SBI・V・米国高配当【SBI -VYM】(年4回決算型)の評判・口コミは?

SNS上には、以下のような口コミ情報がありますので、参考にしてみると良いでしょう。

やはり、年4回分配金が支払われることもあり、定期的にインカムが得られる点が高く評価されているようです。

一方、トータルリターンを重視するのであれば分配金を出さないS&P500やナスダックに連動するインデックスファンドに投資する方が良いとの声もありました。

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SBI・V・米国高配当【SBI -VYM】(年4回決算型)はおすすめ?

以上、SBI・V・米国高配当【SBI -VYM】(年4回決算型)の特徴、メリットやデメリット、評判、競合ファンドとの比較などについてご紹介いたしました。

本記事の内容は以下のとおりです。

まとめ
  • 投資対象のVYMは、平均約3%の分配金利回りを得ながらもキャピタルゲインも期待できる優良ETF
  • そのVYMに低コストで投資できるファンドがSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド
  • VYMの大きな魅力である分配金を定期的に受け取ることができる

最大の魅力は米国株400銘柄に日本円で投資できて、分配金を定期的に受け取ることができる点。

ファンドの特徴を踏まえたうえで、将来的な値上がり益も期待しつつ定期的な分配金を受け取りたい方に向いているファンドです。それがSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)です。

他方、長期的な資産形成を目的とするのであれば、S&P500又は分配金を出さないSBI -VYMが良いかと思います。

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