SBI・iシェアーズ・米国バランス(愛称:まるっと米国)の評価・評判は?

今回は米国の株式と債券に分散投資するSBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)【愛称:まるっと米国】の特徴、評判・口コミ、メリット・デメリットについて見ていきます。

この1本で米国の株式や債券に低コストで投資ができるので、かなり話題となっている投信です。

今回の記事でわかること
SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)(愛称:まるっと米国)の特徴を紹介
評判・評価そして口コミを紹介
まるっと米国に投資するメリット・デメリットを分析

まるっと米国は、投資家から集めた資金を世界最大の資産運用会社である米国のブラックロック社が運用しているETFに投資することで、米国の株式や債券に分散投資をする投資信託です。

米国の株式と債券の比率が50:50となっていて、リスクを抑えた運用を行われます。

今回は、そんなSBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)【愛称:まるっと米国】について、評判・評価や口コミも深掘りしていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

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なお、今話題の”SBI・iシェアーズ・シリーズ”全体の特徴や評判・口コミについては、以下の記事で解説しています。

米国債券や金(ゴールド)に投資したいなら、このシリーズの商品が良いかもです。

SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)(愛称:まるっと米国)とは?

ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。

基本情報

運用会社 SBIアセットマネジメント
連動対象 外国株式・債券
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
0.0938%程度
信託財産留保額 なし
直近分配金 なし

SBI・iシェアーズ・まるっと米国は、ブラックロック社が運用している米国の株式と債券で構成される上場投資信託(ETF)へ投資するファンド。新NISAの成長投資枠でも購入することが可能です。

米国の株式市場には、アップルやグーグル、マイクロソフト、テスラ、NVIDIAなどの大型ハイテク銘柄や、コカ・コーラ、ウォルト・ディズニー、P&Gなど日本でもおなじみのグローバル企業も上場しています。

また、債券は株式とちがった値動きをするので、以下の図のとおり米国株が大きく下落した際にも、ほとんど下落していないことがわかります。

出典:SBI証券HP

株式の値動きは激しいのですが、債券の値動きは安定していて、株式に比べるとはるかに低リスクなんですね。

なので、米国株式と債券の両方を1つのファンドで保有することにより、株式の下落ショックを和らげることができるので、リスク分散をはかることができます。

国内の投資信託の中には、株式や債券、リートなど多様な商品に投資するものがありますが、米国株と米国債券に50%ずつ投資するバランスファンドは、”まるっと米国”を除いて見たことがありません。

ありそうでなかったファンドと言って良いかと思います。

なお、外貨建て資産については原則として為替ヘッジを行いません。

”まるっと米国”の投資先

具体的には、以下のブラックロック社が運用する米国ETFに50%ずつ投資するバランス型のファンドです。

  1. IVV(株式):iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
  2. AGG(債券):iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF

IVVは、ブラックロック社が運用するS&P500に連動する米国ETFです。S&P 500は米国を代表する大企業500社で構成されている指数です。

AGGは、米国の国債や社債7000本に分散投資する総合債券ファンドで、これETFに投資することで、米国の債券市場全体に投資することができるんですね。

IVVもAGGも年間の経費率は0.03%程度。”まるっと米国”は、この2本のファンドを投資先とすることで、非常に低いコストを実現しています。

なお、株式や債券などで構成されるバランスファンドは、1本でいろんな商品に分散投資ができるので人気の投資信託となっています。

他にも人気のバランスファンドを記事にしていますので、ぜひご覧ください。

定期的にリバランス

バランス型ファンドの特徴の一つは定期的にリバランスしてくれることですね。

株式50%、債券50%の配分比率を維持するために、保有している株式や債券を売買を通じて、定期的にリバランスされます。

株価が上昇して、株式の比率が高くなれば、株式を売却して債券を購入。株価が下落して債券の比率が高くなれば、債券を売却して株式を購入します。

資産総額

31.86億円(2024年1月31日現在)。

運用が開催されたのが2022年ということもあり、資産総額はまだ少ないですね。これからのファンドだと思います。

基準価額・純資産の推移

以下のチャートは運用が開始された2022年からの基準価格の推移。

2023年に入って、債券価格は下げ止まり、株式は上昇傾向ということもあり、基準価格は堅調に推移しています。

SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)の評価は?

SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)【まるっと米国】の評価はどうなっているのでしょうか。

まるっと米国に投資するメリット、デメリットを見ていきましょう。

高評価のポイント①:1本で米国の株式と債券に分散投資ができる

まるっと米国1本で米国の大企業500社の株式と7000本の米国債券に分散投資ができます。

株式50%と債券50%のポートフォリオは、カウチポテトポートフォリオと言われています。カウチ(ソファー)でくつろぎながらポテトチップスを食べるのと同じぐらい心に余裕を持てるという意味です。

為替ヘッジなしでドル円の為替リスクがあるので、債券の値動きが小さいとは言いづらいですが、株式に比べて格付けの高い債券のリスクが小さいのは間違いありません。

値動きの異なる株式と債券へ、原則として半分ずつ投資することにより、リスクを抑えながら、安定したリターンが目指せます。

高評価のポイント②:世界経済の中心である米国市場に投資

米国市場には、Amazon、Apple、Microsoft、Google、Tesla、NVIDIAなどの大型ハイテク企業やコカ・コーラやをウォルトディズニー、P&Gなどのグローバル企業が上場しています。

米国の株式市場が世界の株式市場の60%以上をを占めていることからも、世界の経済が米国を中心にまわっていることがわかると思います。

さらに過去20年間の世界の株式市場や日本の株式市場と比較しても、米国株のリターンは他を大きく引き離しているのがわかります。

世界株式の60%は米国の企業ということを考えると、米国企業や米国経済が世界経済をひっぱっていると言っても良いと思います。

高評価のポイント③:資産管理が楽ちん

「まるっと米国」は、ETFや投資信託を購入して株式と債券のポートフォリオを作るよりも、資産管理が楽ちんというのも評価が高いです。

運用をしていると時間とともに、当初50%だった株式と債券の割合がずれてきます。株式や債券は、日々値動きしているからですね。

まるっと米国のようなバランスファンドは、定期的にリバランスして一定の割合に保たれるので、自分でやる必要がありません。

低評価なところ:株式100%の方が長期的なリターンは高い

債券は、株式に比べて値動きが安定している(リスクが低い)ことが大きな特徴ですが、長期的なリターンは株式よりも低いです。

なので資産形成期の若い方や運用資産を長期的に使う予定のない方は、まるっと米国よりも、株式100%のファンド方が期待リターンが高くなります。

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SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)の評判・口コミは?

まるっと米国に実際に投資されている方や投資経験が豊富なファンドウォッチャーたちの評判や口コミを見ていきましょう。

やはりリスクを抑えて、手堅く資産形成ができる点が高評価となっていますね。

SBI・iシェアーズ・米国バランス(愛称:まるっと米国)はおすすめ?

まるっと米国は、「世界経済の中心地である米国に投資をしたい」「株式だけでなく債券を使ってリスクを低くしたい」という方にはおすすめできるファンドです。

米国の株式500銘柄と米国債券7000本にまるっと1本でまとめてバランス良く投資できるためです。

また、中長期的な視点で資産を増やしていきたい方にも適しています。

為替ヘッジなしで、価格変動のある株式や為替リスクのある海外債券も含まれているので、リスクはありますが、株式と値動きの異なる債券が、原則半分ずつの割合でバランス良く含まれているので、中長期的にみれば安定成長が期待できます。

自動でリバランスもしてくれるので、自分で株式+債券のポートフォリオを作るよりも管理が楽ちんです。

米国に投資したいけど、株式100%だとちょっとリスクが高いなと思う方には良いファンドです。

それでは。

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