米国の成長株に投資するティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの特徴、株価(基準価格)、メリット・デメリットについて見ていきます。
販売開始された約3年で総資産総額が3,000億円を突破。今注目の投資信託です。
- ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの特徴を紹介
- 評判・評価そして口コミを紹介
- 投資するメリット・デメリットを分析
このファンドは、世界中の成長株を専門家が厳選して投資するアクティブファンドです。
今回は、そんな世界中の成長株にまるっと投資するティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドについて、評価や評判・見通しについても深掘りしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの特徴とは?
ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。
基本情報
運用会社 | ティー・ロウ・プライス |
---|---|
投資対象 | 国際株式 |
ファンド設定日 | 2019年5月28日 |
分類 | 海外株式 |
販売手数料 (購入時手数料) |
3.3%(税込) |
信託報酬 (運用管理費用) |
1.683% |
信託財産留保額 | 無料 |
販売会社 | 野村證券 |
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドは、新興国を含む世界各国の株式の中で、成長性が高いと判断される企業の株式を中心に投資を行うファンドです。
成長性の高い企業は、売上高や利益などが年々大きく増加していて、今後もさらに増加していくと予想される企業なんですね。
最先端の技術を持つ企業や、ITなどの流行の業種の企業が多いことが特徴なんですね。
なので成長株は、投資家からの人気も高い銘柄が多いこともあり、株価が大きく上昇することが期待できる銘柄とも言えます。
一方、株価が既に割高になっている場合も多く、リーマンショックやコロナショックなど、相場の変調があると成長株は真っ先に売却されやすいという特徴があります。
要するに成長株の株価は、値動きが荒い(=ボラティリティが高い)という点は覚えておいて良いでしょう。
また、分配金や為替ヘッジの有無によって4つのコース(商品)に分かれています。
- Aコース:資産成長重視/為替ヘッジあり
- Bコース:資産成長重視/為替ヘッジなし
- Cコース:分配重視/為替ヘッジあり
- Dコース:分配重視/為替ヘッジなし
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドは、成長株に投資するファンドですが、世界の株式と債券に投資をするバランス型の投資信託も人気です。
人気の2商品の評価・評判をまとめていますので、ぜひご覧ください。
主な投資先
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドは、成長株を中心に日本を含む15カ国約80銘柄の株式に投資しています。
組み入れ上位10社は以下のとおりです(2022年7月末)。
米国企業のアマゾンやマスターカード、イタリアのフェラーリ、日本企業だと医薬品の第一三共が上位に組み入れられています。
ちなみに国別の配分やセクター配分は以下のとおりとなっていて、米国企業が約6割を占めています。
成長株ということで、新興企業を中心に投資しているのかと思いましたが、わりとビジネスモデルが手堅い企業が多い大企業が多いですね。
なお、米国の成長株に特化して投資をしたい方は、ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンドも選択肢に入ってくると思います。
アクティブファンドは投資のプロが運用先を決める
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドは、新興国株や日本株も含めて世界中の企業を対象にして、株価が上昇しそうな銘柄に投資するアクティブファンドです。
銘柄数も80程度と少ないこともあり、運用成績は”投資のプロ”であるファンドマネージャーの目利き次第ということになります。
目論見書を読むと”単純なバイ・アンド・ホールド(買い持ち)にしない”方針を示しており、かなり短いサイクルで保有銘柄の見直しを行なっています。
また、アクティブファンドということもあり、日経平均株価やS&P500などの株価指数(インデックス)に連動するように機械的に投資するタイプのインデックスファンドに比べるとコストが高くなってしまいます。
資産総額と基準価格の推移は?
資産総額
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの純資産総額は以下のとおりです(2022年8月26日現在)。
成長重視/為替ヘッジなしのBコースが最も人気がありますね。
- Aコース:1,093.73億円
- Bコース:2,163.60億円
- Cコース:289.47億円
- Dコース:488.98億円
4つのコースを合わせて4000億円近い人気ファンドということがわかります。3年程度でこの規模まで成長していて、日本の投資信託の中ではわりと大きな規模のファンドであることには間違いありません。
基準価額の推移(Bコース)
基準価格は過去3年間でじわじわと上昇しています。
22年に入って世界的に株安傾向となっていますが、同時に円安も進んでいることもあり、基準価格は底堅いですね。
22年8月末現在で基準価格は約18000円にまで上昇しています。約3年で1.8倍ということですので、まずまずの成績と言って良いかと思います。
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの分配金は?
CコースとDコースは、年4回分配金が支払われています。
過去の分配金実績は以下のとおりです
◯Cコース(為替ヘッジあり)
◯Dコース(為替ヘッジなし)
為替ヘッジなしのDコースの基準価格は15481円(22年8月26日現在)となっていて、過去1年の分配金の合計は960円ですので、単純計算で分配金利回りは約6.2%となっています。
基準価格も過去3年で5000円以上上昇していることを考えると、まずまずの利回りと言って良いかと思います。
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの評価は?
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの評価はどうなっているのでしょうか。
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドに投資するメリット、デメリットを見ていきましょう。
高評価のポイント(メリット)
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドは、世界中の成長株を厳選して投資しているため、長期的に大きな値上がり益が期待できる点はメリットと言えるでしょう。
特に、現時点で高い成長性を誇る企業でも、常に高い競争にさらされているため、成長性を維持できるのか個人投資家が判断するのは難しいです。
その点、このファンドは専門家が、市況の変化などをいち早く見極めて、常に成長企業を選別・入れ替えを行なっているので高い成長が期待できる企業に投資し続けることが可能です。
低評価なところ①:値動きが荒い(デメリット)
成長株への投資は、高い値上がりが期待できる一方、一般的に値動きが荒くハイリスクです。
成長株は業績や株価が高くても、今後さらに成長が見込める銘柄なので、相場の状況が良ければどんどん株価が上昇していくことが期待できます。
このような特徴があるため、一旦業績が悪化したり、景気が悪化すると途端に売られやすくなるという点については、注意が必要です。
低評価なところ②:コストが高い
アクティブファンドなのでしょうがない部分はありますが、購入時手数料や信託報酬などのコストが高いのはデメリットですね。
初年度に最大で5%程度のコストがかかるというのは、株式の年率期待リターンが7%ということを考えると、かなり割高と言わざるを得ないですね。
購入時手数料 | 3.3%(税込) |
信託財産留保額 | なし |
信託報酬 | 1.683%(税込) |
このファンドは野村証券でのみ販売されているので、購入手数料は一律3.3%かかります。
運用成績にかかわらずコストは確実に支払う必要が出てくるので、できるだけ手数料がかからないファンドを購入することが鉄則です。
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの評判・口コミは?
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドに実際に投資されている方や投資経験が豊富なファンドウォッチャーたちの評判や口コミを見ていきましょう。
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)に決めました投信積立はじめまーす
— ぼんさん (@Tyki_Lavi) January 25, 2022
母が野村証券に相談して、「ティー・ロウ・プライス 世界厳選成長株式ファンド Aコース為替ヘッジあり」という買い付け手数料3.3%、運用管理費用1.68%のバカ高い手数料のかかる商品の積立になっていた。
計5%の手数料で、大丈夫なのかと。
運用益も今一つだし、積立停止させた。— りょうせ (@teamonigiri) August 28, 2021
先週末、実家に久しぶりに帰ったら、66歳の母が、NISA始めたと言ってきたので、詳細を聞いたら、野村証券で、ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドBコース(資産成長型・為替ヘッジなし)
というのを勧められて、定期購入してるとのこと。調べてみたら悪くはないんだけど、販売手数料3%も!— ヨッコ@富士山見ながらコツコツ資産形成 (@yokko3000) July 9, 2020
人気のファンドということもあり、投信積立を始めるという人もいましたが、販売手数料と信託報酬が高すぎといった口コミが多いですね。
ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドはおすすめ?
今回は、ティー・ロウ・プライス世界厳選成長株式ファンドの評判ということで、特徴やメリットなどについてみていきました。
特徴をざっくりとまとめると、
◯コストが高い:購入手数料3.3%、信託報酬1.683%
◯高い成長が期待できる世界中の成長株が投資対象
◯過去3年リターン:+71%(22年7月末)
ということです。
コロナショック以降、成長株は大きく上昇したこともあり、過去3年のリターンはかなり高くなっています。
一方、アクティブファンドなので、しょうがない面はありますが購入手数料3.3%で信託報酬も1.6%超えということで、やはり運用コストが極めて高いというのは大きなデメリットかと思います。
個人投資家が、定期的に銘柄を剪定して将来的に高い成長が期待できる企業に投資し続けることは非常に困難ということもあり、そういう点で、このファンドへの投資価値はあるのかと思います。
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