VGT:ITセクター上場投資信託(ETF)は買いか?株価•配当•銘柄は?

米国の情報技術セクターの銘柄にまるっと投資できる、上場投資信託(ETF)VGTについて、投資はありか過去のデータなどをズバッと分析していきます。

この記事でわかること
  • VGTってどんなETFなのかわかる
  • VGTの過去の株価推移やリターンがわかる
  • VGTに投資する方法についてわかる
  • VGTに投資するメリット・デメリットがわかる

記事で詳細にみていきますが、VGTの特徴をまとめると、

  • 過去10年間で株価約4倍のパフォーマンス
  • 金融ショックや景気後退時は弱いが増配率、値上り益は驚異的

ということですね。ITセクターは、株価好調なグロース銘柄ということもあり、高い株価の値上がり益や増配率を期待できます。

今回は、そんなVGTに投資するメリットなど解説します。今後の米国株や米国ETFに投資する際の参考になる内容となっています。

ぜひ最後までご覧ください。

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上場投資信託(ETF):VGTとは?

バンガード情報技術ETF(Vanguard Information Technology ETF)VGTは、米国の情報技術セクターの企業にまるっと投資できるETF(上場投資信託)です。

マイクロソフトやアップルなど、米国のソフトウェアやインターネット関連企業などで構成されるMSCI US Investable Market Information Technology指数に連動します。

基本データ(2022年1月7日現在)

株価レンジ(52週) 335〜467ドル
経費率 0.1%
分配金利回り 0.67%
1年リターン 21.69%
設定日 2004年1月30日
配当月 四半期ごと(3、6、9、12月)

株価の推移(チャート):5年

好調な米国株式市場を牽引する情報技術セクターETFということもあり、きれいな右肩上がりで上昇しています。

さすがに2020年2月のコロナショックの際には短期間で大きく株価は下落しましたが、既に暴落前水準を回復し、過去最高値を更新し続けています。

VGTの上位構成銘柄(2022年1月7日現在)

構成銘柄のほとんどが、売上高や利益が大きく成長しているグロース銘柄となります。

VGT構成銘柄のポイントは、アップルとマイクロソフトの構成比率が高く2社だけで35%を超えているということですね。この2銘柄の動向に、株価は大きく影響を受けるということです。

その他、クレジット決済システムやサービスを提供する、ビザ、マスター、ペイパルの構成比率が高いことも特徴といえるでしょう。

情報技術セクターはグロース銘柄が中心ですが、他のセクターも含め成長株に丸っと投資したいのなら、ナスダック100に連動するQQQやNASDAQ100 ETFがおすすめです。

特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。

(参考URL:ブルームバーグHP

VGTに投資するには?日本の投資信託でも可能?

VGTに投資するには、外国ETFを扱っている証券会社に口座開設して取引することになります。

残念ながらVGTは、楽天・VTIやSBI・VOOのように、海外ETFに投資をするタイプの投資信託は設定されていません。

VGTは、マネックス証券、SBI証券、楽天証券などの主要ネット証券で取り扱っているので、米ドルでの取引となりますが、日本株を取引するのと同じ感覚で売買することができます。

VGTのような特徴を持った商品に、日本の投資信託で取引をしたい場合は、インデックス型の投資信託であれば情報技術セクターの比率が高い、

あたりのナスダック上位100社で構成される投信が選択肢になるかと思います。また、アクティブ型の投資信託であれば、

あたりの投信が選択肢となります。

ただし、アクティブ型の投資信託はVGTと比較して信託報酬などのコストが高いのが注意点となります。

VGTの配当金・分配金のデータは?

高い成長が期待できる情報技術セクターETF VGTの分配金データと配当金の推移を見ていきましょう。

VGT分配金データ
  • 分配金利回り : 0.62%
  • 分配金利回り(5年平均): 0.94%
  • 3年平均増配率:17.53%
  • 5年平均増配率:6.93%
  • 配当月:四半期ごと(3、6、9、12月)

(参考URL:Dividend Invester HP

2020年の分配金は2.913ドルと前年の2.72ドルから増配しています。

3年平均の増配率が17%を超えていて、S&P500の増配率が約5%程度ということを考えると極めて高い水準。

分配金の推移も右肩あがりで上昇しており、11年連続で増配しています。

現時点での分配金利回りは0.6%程度とそれほど高いわけではありません。

が、増配率が非常に高いグロース銘柄で構成されているので、将来的に購入価格で見た分配金利回りが高くなることが期待できるかと思います。

VGTのリターンとパフォーマンスは?

VGTが設定された2004年1月からのチャートです。株価は右肩上がりで大きく上昇しているのがわかります。

過去5年のリターンをS&P500と比較したのが以下のチャートです。

米国の株式市場を牽引する情報技術セクターということもあり、過去5年間のリターンはS&P500を大きくアウトパフォームしています。

VGTは買いか?:メリット・デメリット

VGTのデータや過去のパフォーマンスを見てきましたが、これらを踏まえてVGTに投資する

  • 投資するメリット
  • 投資するデメリット

についてまとめていきましょう。

投資するメリット

VGTのメリットをまとめると、

VGTのメリット(まとめ)
  • S&P500より高いリターンが期待できる
  • 分配金の増配率が高い
  • 経費率が低い
  • 日本の主要ネット証券から購入できる

ということですね。

情報技術セクターは、売上高や利益などの成長率が高いグロース銘柄で構成されていることもあり、過去のパフォーマンスを踏まえると、長期的にS&P500よりも高いリターンが期待できます。

さらに、これだけ高いリターンが期待できるETFでありながら年間の経費率が0.1%と非常に低い水準というのもポイントが高いです。

VGTに100万円投資しても年間の経費は1000円程度ですので、長期間保有してもリターンへの影響はほとんどないですね。

なお、バンガード社の人気ETFということもあり、SBI証券、マネックス証券、楽天証券などの主要ネット証券から日本株を投資する感覚で投資することができます。

投資するデメリット

VGTのデメリットをまとめると、

VGTのデメリット(まとめ)
  • 分配金利回りが低い
  • アップル、マイクロソフトの比率が高い
  • 情報技術セクターの株価は割高

ということですね。グロース銘柄で構成されていることもあり、配当金を出していない銘柄も多く含まれるため、分配金利回りは他のセクターと比べても低いです。

増配率は高いものの、現時点で高いインカムが欲しいならVGTは選択肢から外れますね。

また、業績絶好調のアップルとマイクロソフトですが、今後業績が低下し、株価も下落する可能性は当然ながらあります。300銘柄以上で構成されているVGTも、この2銘柄の比率が高く、銘柄の分散という点ではイマイチですね。

さらに情報技術セクターは人気セクターということもあり、PERも高く、株価は常に割高水準です。株式市場が下落局面に入った時に他のセクターに比べて下落幅が大きくなるリスクは高いといえるでしょう。

VGTへの投資:個人的な感想

情報技術セクターは世界情勢的にも好条件にあふれているので、VGTへの投資は十分検討に値すると考えます。

5G、AI、IoT、フィンテックなどが日常生活に不可欠な技術になるため、経済規模は間違いなく拡大していくからです。身の回りのサービスを見ても、既にこれらの技術は浸透しつつあります。

今後、日常的に利用する自動車や家電製品などが全てネットに繋がるようになる、さらにキャッシュレスが進み現金決済が廃れていくと行ったことが普通になってきます。

さらに、新型コロナ拡大で多くの企業が業績悪化に苦しむ中、アップルやマイクロソフトなどのIT企業への影響は軽微でした。外出制限などにより、テレワークや遠隔授業、オンライン通販などの活用が広がり、ITの活用がさらに進んだためです。

IT技術は生活基盤を支えるセクターになって行くのは間違いないこともあり、将来的にもVGTの株価には期待できると考えます。

まとめ:VGTは買いか?

米国の情報技術セクターETF VGTについて買いなのかどうか、ズバッと分析してきました。

記事の結論をまとめると、

こんな人におすすめ
  • 分配金よりも値上がり益を期待して投資したい
  • グロース銘柄に個別株で投資するのはリスクが高いと考えている
  • 長期的なリターンを高めたい
  • 日本のアクティブ型投信のコストが高くて投資する気にならない

ということです。グロース銘柄で構成されるETFということもあり、株価が下落する局面で急落するリスクは高いです。

一方、VGTの上位銘柄には、アップル、マイクロソフト、ペイパル、ビザ、エヌビディアなど将来性がかなり期待できる企業により構成されていることもあり、今後も高いリターンが期待できるのは間違いありません。

高いコストを支払って、海外のグロース株に投資するアクティブ型の投資信託を購入するぐらいならVGTに投資する方が、はるかに良いと考えます。

それでは。

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