ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の評判・評価は?

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は国内、先進国、新興国の株式市場にまるっと投資できると評判のインデックスファンドです。

ニッセイの購入・換金手数料なしシリーズの一つということもあり、低コストで世界中の株式にまるっと投資できるので評価は高いですね。

特に新興国への投資割合が40%超えているので、

  • 「世界中に分散投資したい」
  • 「途上国の成長性に期待している」

という方には、おすすめできる投資信託。

今回は、安定のパフォーマンスを誇るニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の評判・口コミを見ていくとともに、利回りや信託報酬などについて評価していきます。

この一本に投資すれば世界中の株式に低コストでまるっと投資ができます。

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ニッセイ購入・換金手数料なしシリーズの特徴とは?

徹底した低コストと幅広いラインナップで人気のニッセイ「購入・換金手数料なしシリーズ」。

購入時や換金時の手数料だけではなく、運用コストである信託報酬も他のインデックスファンドと比較しても低い水準という特徴があります。

個人投資家からも支持されていて「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2020」で外国株式インデックスのファンドが8年連続で入賞しています。

運用利回りが同じ投資信託に投資した場合は、信託報酬などのコストが低いファンドの方が、大抵の場合リターンが高くなります。

どのインデックス投信にするか迷ったら、コストの面でニッセイ購入・換金手数料なしシリーズが選択肢に入ってくると思います。

参考URL:ニッセイ公式HP

ニッセイのシリーズも人気ですが、eMAXIS Slimシリーズの8資産均等型や全世界型の評判も高いですね。特徴をまとめてますので、ぜひご覧ください。

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)とは?

そんな低コストで人気の購入・換金手数料なしシリーズの中で、GDP(国内総生産)の比率を元に世界に投資するのがニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)です。

ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。

基本情報

運用会社 ニッセイアセットマネジメント
連動対象 国内株式(TOPIX)、先進国株式(MSCI)、新興国株式(MSCI)
ファンド設定日 2020年6月29日
分類 全世界株式インデックス
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
0.1144%以内
信託財産留保額 無料
分配金 なし

主な投資先

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の投資先は世界各国の株式に分散して投資します。

投資する割合は国内総生産(GDP)総額の比率に基づいて決定していて、資産の組み入れ比率は以下のようになっています。

こうしてみると新興国株式の比率が40%超えと非常に高くなっています。

通常の世界株式タイプの投資信託は企業の時価総額に応じて投資割合が決められていますので、新興国株の割合は13%程度しかありません。

国内株式 先進国株式 新興国株式
ニッセイGDP型バスケット 5% 53% 42%
全世界株式タイプ 7% 80% 13%

新興国株式の国別組み入れ比率は以下のとおりとなっていて、日本や先進国よりも中国やインド、台湾、ブラジルなどの新興国の成長力に期待する方は、通常の全世界株式タイプではなくこのファンドを選んだ方が良いということになります。

新興国の株式は日本から直接投資しずらいこともあり、このファンドに投資することで新興国の割合を高めて株式を保有することができます。

資産総額

10.50億円(2022年10月12日現在)。

資産総額が100億円超えると指数との乖離がほとんどなくなると言われているので、規模はかなり小さいですね。

まだ人気はイマイチといえるでしょう。

基準価額・純資産の推移

基準価格と純資産の推移を見ていきましょう。

2020年の設定以来、世界的に株価は堅調だったこともあり、基準価格は順調に上昇しています。

一方、2022年に入って各国の中央銀行が金利引き上げをすすめ、保有資産の圧縮をすすめていることもあり株式市場が調整局面となっています。

このファンドの基準価格も横ばいとなっています。

株式のリスク評価

以下は過去10年間のリスク・リターンを示したものです。

株式のリスクは債券よりも高く、特に新興国株式のリスクはかなり高いです。

一般的に株式は債券に比べ、リスクが高い傾向があるんですね。

このファンドの新興国株式の割合は40%程度と高くなっていることもあり、リスクは比較的高いと言えるでしょう。

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の評価は?

この投資信託を高く評価するポイントは、

  1. この1本で世界中の株式にまるっと投資できる
  2. 低コストで運用できる
  3. 分配金を出さない

ということです。クイックに見ていきましょう。

高評価ポイント①:この1本で世界中の株式にまるっと投資できる

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は、国内株式、先進国株式、新興国株式を投資対象としています。

特に高い成長性を期待できる新興国の割合が40%を占める点で、将来性の高さを期待できます。

米国市場のS&P500やナスダックに連動する投資信託やETFが人気ですが、先進国、新興国に幅広く分散投資されている点はポイントが高いと思います。

米国株式の調子が良いのも、あくまでも過去の実績であり将来の成果を保証するものではありません。

これから株価が上昇するのは、米国なのか、先進国なのか、新興国なのか誰にもわかりません。なので地域を分散する観点からは世界中に分散されているのは理にかなっています。

高評価ポイント②:低コストで運用できる

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は、購入・換金手数料なしシリーズのひとつです。

このシリーズは、業界最低水準のコストで運用されています。なので、運用コストはかなり低い水準になっており、カテゴリー平均に比べても圧倒的に低コストです。

購入時手数料 なし
信託財産留保額 なし
信託報酬 0.1144%(税込)
(参考)カテゴリー平均 1.10%
実質コスト 0.292%(実績値)

※実質コストは運用報告書より抜粋

高評価ポイント③:分配金を出さない

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)は他の多くのインデックスファンド同様に分配金を出していません。

株式から得られた配当金を自動的に再投資してくれるので、効率良く運用できますね。投資信託の資産総額が分配金再投資により上がることになり、基準価格がその分上昇するんですね。

長期的な資産形成をするのであれば、分配金を出さないで再投資するファンドのほうが効率よく運用できます。運用益から分配金が支払われると税金もかかります。

高評価のポイント④:非課税メリットを活かせる

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)」はつみたてNISAの対象投信となっています。

もちろん一般NISAやジュニアNISAも。

非課税メリットを存分に活かして投資することができます。

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ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の利回りは?

これまでのリターンは以下のとおりです。

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の評判・口コミは?

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の評判・口コミをSNSから抜粋してきました。

新興国株式の割合が高い点について評判が分かれているようです。

費用を抑えながら新興国株式の割合を高めて投資できることもあり、途上国の成長に期待している方の評判は高いですね。

 

ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の評価・評判」まとめ

今回は、ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)の評判と口コミについて見てきました。

このファンド1本で世界中の株式にまるっと投資できます。

GDPの比率を元に投資国・地域を決めるため、新興国の割合が40%となっており途上国の将来的な成長性を期待している方にはお勧めできるファンドです。

ニッセイの購入・換金手数料なしシリーズは、業界最低水準のコストで運用されているのが最大の特徴。

世界株式のインデックス投信は他の商品もありますが、コスト面で非常におすすめできる投資信託といえます。

なので、地域を分散させて世界中の株式投資したいけど、新興国の割合を高めて投資したい時には有力な選択肢になり得るファンドと考えます。

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