楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)の評価・評判は?

今回はレバレッジ型の投資信託の中でも、長期運用にも向いている楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)の特徴、メリット・デメリットについて見ていきます。

レバレッジ型の商品は、資金の運用効率が高くなることが期待できる一方、リスクも高くなるデメリットがあります。

この投資信託のポイントは、値動きの荒い株式ではなく、価格が安定している債券にレバレッジをかけて運用することで長期にわたって、収益を獲得することを目指しているという点です。

    今回は、そんな楽天 米国レバレッジバランス・ファンドの評判・口コミを見ていくとともに、利回りや信託報酬などについて評価していきます。

    ぜひ最後までご覧ください。

    楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)とは?

    ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。

    基本情報

    運用会社 楽天投信投資顧問
    投資対象 米国株式、米国株式先物、米国債券先物
    ファンド設定日 2019年11月5日
    分類 追加型、海外
    販売手数料
    (購入時手数料)
    3.3%(税込)※上限
    信託報酬
    (運用管理費用)
    0.4945%(投資先のETF経費率含む)
    信託財産留保額 無料
    実質コスト 0.611%(第1期報告書より)
    分配金 なし

    楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)は米国市場にバランスよく投資しながらも、投資対象の一部にレバレッジを利かせることで、ファンドの純資産総額の360%の運用ができる規模の利益が働く積極運用を行うファンドです。

    バランス型ということで、値動きの異なる米国株式と米国債券に投資しています。

    米国株式についてはバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)が投資対象です。

    バンガード社が運用するETFで、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動する投資成果が目指されます。

    大型株から小型株まで幅広く投資するETFで、投資可能銘柄のほぼ100%となる約4,000銘柄に投資する、米国株式市場全体の動きを反映する値動きが期待できるのです。

    米国債券については、先物取引を活用した積極投資を行っています。

    先物取引を利用してレバレッジをかけ、投資資金よりも大きな金額の取引を行っているのが特徴です。

    ファンドの純資産総額の360%、つまり、3.6倍相当額に分散投資を行っているのです。

    米国の株式と債券に分散投資

    楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)は、米国の株式(VTIや米国株先物)および債券に投資を行うバランス・ファンドです。

    米国株式1に対して、値動きの安定している米国債券3の配分割合としています。

    主な投資商品は?
    具体的には以下の商品に投資します。
    ◯株式:米国の株式市場全体に連動するバンガード・トータルストックETF(VTI)、S&P500先物
    ◯債券:米国国債先物(5年債&10年債)

    主に債券の先物を活用してレバレッジ

    楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)は、米国債券の先物を積極的に活用して、ファンドの純資産総額の360%(3.6倍)相当額を株式と債券に分散投資する運用が行われます。

    イメージは以下の図のとおりですね。

    ポイントは、値動きの大きい株式は主に現物の米国ETF VTIで運用、レバレッジをかけて運用するのは値動きの安定している米国債券ということです。

    90%程度を米国株式(VTI)に現物投資するとともに、先物取引を活用することで270%程度を値動きの安定している米国債券へ投資する運用が行われます。

    資産総額

    資産総額(2021年8月10日現在)は以下のとおりです。

    143.89億円。

      基準価格・純資産の推移

      ここでは楽天米国レバレッジバランス・ファンドの基準価格推移を見てみます。

      2019年11月の設定ですが、概ね右肩上がりで上昇していることもあり、基準価格も過去5年で大きく上昇していることがわかります。

      しかし、注意しなければならないのは、短期的な値動きの大きさです。

      コロナショックのあった2020年2月には、11500円程度あった基準価格が、わずか1ヶ月で9000円割れの水準にまで落ち込んでいます。

      値動きの安定している債券にレバレッジをかけた商品ですが、株式市場が大きく変動する状況では、基準価格の変動も大きくなるということです。

      楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)の評価は?

      楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)の評価はどうなっているのでしょうか。

      楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)に投資するメリット、デメリットを見ていきましょう。

      高評価のポイント①:メリット

      楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)のメリットは、1つのファンドで米国の株式と債券に分散投資ができる点です。

      ファンドの資産構成は米国株式1に対して、米国債券3です。

      債券は株式の値動きに比べると、値動きの少ない安定的な資産と言われていますが、その債券については先物取引によりレバレッジをかけることで、より積極的に値上がり益獲得を目指します。

      これによって、ファンド全体で着実にリターンを積み上げることが期待できるのです。

      また、株式だけでなく、レバレッジをかけた債券に投資することで、株式市場が下落しても、債券がクッションとなって大きな値下がりを防いでくれます。

      米国株式だけで構成されるファンドに比べると、最大の下落幅が抑えられており、リスクを抑え、運用効率にも優れているのがメリットです。

      高評価のポイント②:レバレッジ型としては低コスト

      信託報酬は、投資信託そのものの信託報酬に投資先の米国ETF VTIの経費率0.03%を加えて0.4945%。

      eMAXIS Slimシリーズなどのインデックスファンドに比べると若干信託報酬は高いですが、3.6倍のレバレッジがかかっていることを考えると十分に低コストです。

      日経平均株価の3倍の値動きを目指す”楽天日本株トリプル・ブル”の経費率は1%を超えていますし、SPXLやTMFなどのレバレッジ型米国ETFですら経費率は1%超え。

      米国株や米国債券に投資をするレバレッジ型投資信託ということを考えると、かなり割安な商品と言えます。

      低評価なところ(デメリット)

      名称と実際の投資内容のイメージが結びつきにくく、ファンド概要をしっかり読まずに投資して、思ったファンドと違ったと不満を述べる方がいます。

      レバレッジは株式にかけると思っていた、バランスファンドのイメージが優先され、リスクの高いレバレッジ取引を行う側面を見逃してしまったという方もいるので気を付けましょう。

      楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)の評判・口コミは?

      楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)に実際に投資されている方や投資経験が豊富なファンドウォッチャーたちの評判や口コミを見ていきましょう。

      楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)はおすすめ?

      米国市場への分散投資をしたい方に、おすすめのファンドです。

      これ1本で運用効率にこだわりながら、アメリカの株式と債券の両方に分散投資ができるためです。

      また、楽天米国レバレッジバランスファンド(USA360)は長期投資を前提に設計されています。

      米国株式に100%投資する場合と比較した場合、価格変動の振れ幅は同程度でも、レバレッジを利かせた債券投資がある分、大きなリターンが期待できます。

      効率的な資産運用ができるので、積み立て投資をはじめ、長期の資産形成におすすめです。

      それでは。

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