iFreeレバレッジ S&P500の評価と評判は?利回りは魅力的か?

米国を代表する指数であるS&P500。あのウォーレン・バフェット氏も投資を推奨する優良指数であり、株価は長期に渡り右肩上がりの実績を残しています。

そんなS&P500にレバレッジをかけて、更に高いリターンを狙うのがこの記事で紹介するiFreeレバレッジ S&P500です。レバレッジとはいわゆる「てこの原理、力」のこと。

レバレッジ無しのファンドと比べて、ハイリスク・ハイリターンになります。

今回の記事でわかること
  • iFreeレバレッジ S&P500の特徴を紹介
  • 評判・評価そして口コミを紹介
  • 投資するメリット・デメリットを分析
  • 「iFree NEXT NASDAQ100 インデックス」および「iFreeレバレッジ NASDAQ100」との比較

 

さて、早速本記事の結論をお伝えします。

 

iFreeレバレッジ S&P500は、万人向けとは言えません。リスクをよく理解し、ある程度の相場観を養ったうえで投資を検討する商品です。

 

以下、iFreeレバレッジ S&P500を徹底解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、レバレッジをかけずに S&P500について投資するファンドの記事も以下のとおり用意してあります。その中には、iFree S&P500インデックス(本記事で紹介するファンドのレバレッジ無しバージョン)もありますので、あわせてお読みいただくとより理解が深まると思います。

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iFreeレバレッジ S&P500の特徴とは?

出典:大和アセットマネジメント株式会社 iFreeレバレッジ S&P500 交付目論見書

まず、基本情報や主な投資先、構成銘柄を確認しましょう。

基本情報

 

運用会社 大和アセットマネジメント株式会社
設定日 2018年8月31日
投資対象 外国株式(先物)
販売手数料
(購入時手数料)
0%~上限2.2%(税込)
※販売会社により異なる
償還日 無期限
信託報酬
(運用管理費用)
0.99%(税込)
実質コスト 1.127%(税込)※2021年11月運用報告書ベース
信託財産留保額 なし
直近分配金 0円

 

レバレッジファンドということで、通常のインデックスファンドよりコストは高いです。

主な投資先と運用体制

出典:大和アセットマネジメント株式会社 iFreeレバレッジ S&P500 交付目論見書

 

iFreeレバレッジ S&P500の概要は以下のとおりです。

 

iFreeレバレッジ S&P500の概要
  • 主にS&P500指数先物(S&P500 E-MINI FUT)に2倍のレバレッジをかけて投資
  • 投資対象の一部(約10%程度)には米国と日本国の債権も含まれている

 

株価指数先物取引に投資することで、1日あたりの基準価額の値動きがS&P500指数(米ドルベース)の2倍になるように設計されているということですね。

S&P500について知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

 

純資産総額

208.56億円(2022年2月11日現在)。

資産総額が低いと、以下のようなリスクがあります。

 

  • 対象指数の値動きから乖離してしまう
  • 繰り上げ償還される

 

一般的に100億円以上あれば安定して運用されていると見なすことができますので、資産総額は問題ないでしょう。

基準価額・純資産の推移

運用開始日からの基準価額と純資産額の推移を見てみましょう。

出典:MINKABU 

基準価額はコロナショック後に目を見張る勢いで伸びています。

2021年の米国株は素晴らしいパフォーマンスを残しましたので、純資産総額も2021年に入ってから急激に増加しました。

このように、株価が上昇トレンドにあるときは圧倒的なパフォーマンスを期待できることがレバレッジの強みです。

iFreeレバレッジ S&P500の評価とは?

 

iFreeレバレッジ S&P500のメリット・デメリットは、以下の通りです。

高評価のポイント(メリット)

◯トータルリターンが高い

ここ数年は米国株式が非常に好調だったため、iFreeレバレッジ S&P500のリターンも好成績を残しました。

分かりやすいように、S&P500に連動するETFであるVOOと比較してみましょう。iFreeレバレッジ S&P500が為替ヘッジありのため、VOOも米国ドルベースで比較します。

 

1年トータルリターン 3年トータルリターン
iFreeレバレッジ S&P500 35.43% 34.06%
VOO 23.24% 20.67%

 

レバレッジのおかげで、通常のS&P500よりもリターンが高いことが分かります。

前述のとおり、株価が上がっているときはレバレッジのメリットを享受できることが最大の魅力です。

なお、リターンとレバレッジ倍率(2倍)が合っていない理由は、2日以上の期間で見ると騰落率はレバレッジ倍率とイコールにならないというレバレッジ商品ならではの特性にあります(デメリットの項目で説明します)。

低評価なところ(デメリット)

△ボラティリティが大きい

価格の変動幅のことをボラティリティといいます。レバレッジをかけると、株価は乱高下することになります。株価上昇時のメリットのみに憧れていると、暴落時にショックを受けるかもしれません。

特に投資初心者の場合、暴落時の含み損はレバレッジをかけていなくてもかなりのストレスになり得ます。投資前に必ずご自身の投資目的、金額、期間などを再確認するなど、慎重に判断することをおすすめします。

 

△基準価額の激減リスク

実際はそう単純ではありませんが、もし暴落によりiFreeレバレッジ S&P500の基準価額50%下落した場合、元本全てが吹き飛ぶほどの損失に繋がるリスクがあります。

S&P500指数は、大型株500銘柄で構成される指数です。つまり、指数自体の株価が0円になるということはほぼあり得ません。

しかし、ファンドの基準価額は、50%以上の暴落があると理論上0円になることが考えられます。現実的にはその前に繰り上げ償還となる可能性が高いですが、繰り上げ償還となった時点で運用は終了となります。

 

△ある程度の相場観が必要

上記の暴落時のリスクがあるため、レバレッジファンドは株価の上昇トレンドが見込まれる場合に短期で投資することが望ましいとされています(よって、iFreeレバレッジ S&P500もつみたてNISAやiDeCoでは購入できません)。つまり、暴落が来る前に売り抜ける必要があるのです。

とは言うものの、下落トレンド時の購入タイミングが難しいように、上昇トレンド時の売り抜けタイミングも容易ではありません。暴落がいつ来るかを事前に知ることは、プロでも不可能でしょう。

もちろん、暴落直前に売る必要はありませんが、少なくとも暴落が来る前に売らなければいけないという前提を踏まえると、一定の相場観が求められます。

 

△減価効果が働く

iFreeレバレッジ S&P500は、S&P500の日々の騰落率の2倍の値動きをします。ここでのポイントは、複数日で見た場合は騰落率は2倍にならないということです。

たとえば、S&P500が基準日に100ドルであり、1日目に125ドル、2日目にまた100ドルに戻ったケースを見てみましょう。騰落率をまとめたものが以下の表になります。

 

1日単位の騰落率 基準日からの騰落率
1日目 2日目 1日 2日目
S&P500 25% -20% 25% 0%
iFree 50% -40% 50% -10%

 

基準日からの騰落率を見ると、iFree(レバレッジあり)は10%下落していることになります。より分かりやすいように、値動きもグラフにまとめました。

 

 

S&P500(レバレッジなし)は2日目に元の100ドルに戻っている一方、iFree(レバレッジあり)は90ドルに下落してることが分かりますね。

このことは、上昇中・下落中・ボックス相場いずれにも当てはまります。まとめると、以下のとおりです。

 

レバレッジの値動き
  • 連続して上昇中:上昇幅が2倍以上になる
  • 連続して下落中:下落幅が2倍未満になる
  • ボックス相場※:徐々に基準額から下落していく
    ※例えば、基準日から一定期間上昇と下落を繰り返しつつも、最終的には基準額に戻るケース

 

ポイントは、ボックス相場でもレバレッジファンドの場合は最終的に基準価額が下落しうるということです。

以上のことから、やはりレバレッジファンドは上昇トレンドにある時だけ期間限定で投資することが有効ということが言えます。

 

iFreeレバレッジ S&P500の評判・口コミは?

Twitter上には、以下のような口コミ情報がありますので、参考にしてみると良いでしょう。

2021年に話題となった「レバナス(NASDAQ100にレバレッジをかけて投資するファンド)」との比較する声が少なからず見られました。

また、2022年からの下落トレンドを受けレバレッジファンドに慎重になる人、コストの高さをデメリットと捉えている人もいました。

2021年は相場環境が好調でしたが、下げ相場やボックス相場を想定してファンドと付き合うのが賢明と言えそうです。

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競合ファンドとの比較

iFreeレバレッジ S&P500をより理解するために、ここでは他のファンドと比べてみます。比較対象は以下のとおりです。

 

  • iFree NEXT NASDAQ100インデックス(レバレッジなしでNASDAQ100に投資)
  • iFreeレバレッジ NASDAQ100(レバレッジ2倍でNASDAQ100に投資)

 

比較結果を表に整理しました。

 

レバレッジS&P500 NEXT NASDAQ100 レバレッジNASDAQ100
設定日 2018年8月31日 2018年8月31日 2018年10月19日
純資産総額 208.56億円 466.87億円 1780.23億円
実質コスト(税込み) 1.127% 0.532% 1.162%
償還日 無期限 無期限 無期限
1年トータルリターン 35.43% 21.07% 14.46%
3年トータルリターン/年 34.06% 31.13% 53.11%

 

比較結果のポイント
  • コロナショック後の急激な株高を受け、レバレッジNASDAQ100の人気が目立つ
  • レバレッジファンドはコストが高い
  • 3年トータルリターンではレバレッジNASDAQがベストパフォーマンスである一方、2022年からの下落を加味した1年トータルリターンのワーストでもある。つまり、レバレッジNASDAQ100が最もハイリスク・ハイリターン

 

レバレッジファンドに関して非常に示唆的だと思われるのが、ポイントの3点目。何度もこの記事で書いていますが、レバレッジをかけるとボラティリティが大きくなり、ハイリスク・ハイリターンになります。

 

上昇局面だけに限って投資できれば素晴らしいパフォーマンスを達成できますが、下落トレンドやボックス相場ではやはり相応のリスクがあると言わざるをえません。

 

iFreeレバレッジ S&P500はおすすめ?

以上、iFreeレバレッジ S&P500の特徴、メリットやデメリット、評判、競合ファンドとの比較についてご紹介いたしました。

この記事の要点は、以下のとおりです。

この記事のまとめ
  • ハイリスク・ハイリターンであり、長期投資には適さない
  • 「レバレッジ2倍=利益や損失」も2倍とはならない
  • 投資するなら、上昇局面で期間限定での投資がおすすめ

 

コロナショック後から2021年末までのように、相場環境が絶好調の時は凄まじいリターンを得られます。

一方、FRBによる利上げ等の様々なリスクにより、2022年に入ってからは株価は下落局面にあります。当然、レバレッジファンドにも大きな損失が発生しています。

米国の株価指数は、長期で見れば右肩上がりであることは事実です。

しかし、その長期の間には下落やボックス相場が何度もあり、レバレッジファンドのリターンは削られてしまいます

こうしたことから、iFreeレバレッジ S&P500も長期で積み立てる商品ではありません。かなりの確度で直近の株価の上昇が見込まれる場合に、期間限定で投資できる相場観が求められるファンドだと言えるでしょう。

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