【徹底比較】VOO(S&P500)とVTI(全米株式)はどっちを買えばいいの?

「結局、全米株式とS&P500はどっちがいいの?」

個人投資家の間でも悩む人が多いこの疑問にこたえるべく、この記事ではバンガード社の人気ETFであるVOO(S&P500)とVTI(全米株式)を比較していきます。

今回の記事で分かること
  • VOOとVTIの基本情報を比較
  • VOOとVTIのメリットとデメリットを解説
  • VOOとVTIのどっちを買えばいいのかが分かる

具体的に比較する前に、このブログでも以前、VOOとVTIの個別紹介を記事にしていますので、先に個別記事を確認してから進めたいと思います。

詳細記事を簡単にまとめると、まずVOO(S&P500)は

VOO(S&P500)のまとめ
  • 米国企業の時価総額80%をカバーするS&P500に連動
  • 株価は設定来以降で4倍ほどになる高いパフォーマンス
  • 組み入れ銘柄の上位銘柄は「GAFAM」銘柄
  • 投資先セクターは情報技術セクターが約28%を占める
  • ETFの中でも圧倒的に安い0.03%の経費率

ということでしたね。続いてVTI(全米株式)を見てみると

VTI(全米株式)のまとめ
  • 投資先は米国企業の4000銘柄以上に分散投資(米国市場の時価総額99%をカバー)
  • 米国企業の時価総額80%をカバーするS&P500とほぼ同等のパフォーマンス
  • 投資先セクターは情報技術セクターが28%を占める
  • ETFの中でも圧倒的に安い0.03%の経費率

ということでしたね。

この基本的なポイントを抑えつつ、VOO(S&P500)とVTI(全米株式)を比較していき、最終的にどちらのETFを買えばいいかという悩みを解決できればと思っています。

ぜひ最後までご覧ください。

【比較①】VOOとVTIの基本情報

VOO VTI
株価レンジ(52週) 333.77 - 435.41ドル 187.80 - 243.60ドル
経費率 0.03% 0.03%
分配金利回り 1.26% 1.26%
1年リターン 27.78% 26.74%
3年リターン 20.37% 20.24%
5年リターン 17.82% 17.53%
構成銘柄数 511銘柄 4124銘柄
設定日 2010年9月9日 2001年5月31日
配当月 3月、6月、9月、12月 3月、6月、9月、12月

実はVOOとVTIはどちらも米国株式に投資するETFであり、違いは連動する指数の違いによる対象銘柄の範囲くらいしかありません。したがって、上の表を見て頂ければわかる通り、分配金利回りやトータルリターンなど、基本情報の違いはほとんどありません。

ただ、1株の投資コストがVOOは45,000円ほどしますので、25,000円ほどで買えるVTIの方が手軽かもしれません。

【比較②】VOOとVTIのリターンは?

つづいてVOOとVTIのリターンとパフォーマンスを見ていきます。下の過去5年の株価チャートを見ると分かりますが、リターンの差はほぼありません。両方とも全米株式が投資対象なので、似たような動きになるのは必然ですね。

※VOOがオレンジ線、VTIが赤線です。

2020年3月のコロナショックの際は、若干ですがVOO(オレンジ線)の下落率が低くなっており、その後の回復も早くなっています。VTIの場合は中小型株も含まれるため、景気が悪くなると売られやすいためですね。

【比較③】VOOとVTIの組み入れ銘柄

それではVOOとVTIの組み入れ銘柄上位10社を見ていきます。

VOO VTI
Microsoft Corp 6.35% 5.24%
Apple Inc 6.00% 4.95%
Amazon.com Inc 3.75% 3.05%
Tesla Inc 2.30% 1.88%
Alphabet Inc Class A 2.27% 1.88%
Alphabet Inc Class C 2.13% 1.69%
Meta Platforms Inc Class A 1.97% 1.62%
NVIDIA Corp 1.62% 1.28%
JPMorgan Chase & Co 1.29% 1.07%

VOOとVTIの組み入れ上位銘柄は10社とも全く同じ米国企業が並んでいます。VTIのほうが米国企業4000銘柄以上と対象銘柄が広いため、それぞれの比率が低くなっていますね。

【比較④】VTとVTIの口コミ、評判

ではVOOとVTIの世間での評判や口コミを見ていきます(twitterより)。

自動的に分散投資でき、経費も圧倒的に低コストなETF

https://twitter.com/D_1110202/status/1464870202244431875

投資に時間を使いたくない人はETFやS&P500に連動する投資信託がベストな選択肢になりつつありますね。

20代~30代の若い人ほど高配当よりもS&P500に連動するETFを買うべき

高配当株も人気がありますが、成長性という意味では魅力に欠けます。口コミにもありますが、分配金にも課税されるため、トータルリターンではS&P500などに負けてしまいます。高配当投資はどちらかというと退職金の運用など、毎月のキャッシュフローを改善するための目的のほうが良さそうです。

VOOとVTIでどっちを選ぶ? 4776票の結果はVTIに軍配!

正直、VOOとVTIはどちらを選んでも正解と思えますが、あえて選ぶなら「VTI」がいいという結果になっています。やはりVTIは全米企業の98%をカバーできるところに魅力を感じている結果ですね。

【比較⑤】VOOとVTIに連動する投資信託は?

VOOとVTIはどちらもバンガード社の人気ETFであり、各大手証券会社でもVOOとVTIに投資する投資信託を販売しています。三菱UFJ国際投信の「eMAXIS slim S&P500」もコストが非常に低いのが特徴です。楽天証券では「楽天全米株式インデックスファンド(通称:楽天VTI)」という投資信託を取り扱っており、個人投資家の間でも人気になっています。

eMAXIS slim S&P500 楽天VTI
買付手数料 無料(ノーロード) 無料
分配金 なし なし
信託報酬 0.096% 0.162%
運用会社 三菱UFJ国際投信 楽天投信投資顧問

投資信託の特徴は

  • 100円から円建てで少額投資ができる
  • 分配金は出さずに自動的に再投資される
  • つみたてNISAの対象商品である

ことが挙げられますので、「ほったらかし」という手軽さでは投資信託のほうが向いていると言えます。eMAXIS slim 米国株式(S&P500)と楽天VTIについては、このブログでも個別記事で紹介していますので、以下のURLから参考にしてください。

【結論】VOOとVTIは結局、どっちを買えばいいの?

今回は、バンガード社の人気ETFである「VOO(S&P500)」と「VTI(全米株式)」を比較検討し、紹介しました。正直なところどちらも甲乙つけがたいほど優秀なETFなので、長期保有を目的に買えばどちらも大きく失敗することはないと言えるETFです。

こんな人におすすめ
  • 米国を代表する大型株に投資をしたい → VOO
  • 米国市場にまるっと投資をしたい → VTI
  • できるだけ幅広く分散投資させたい → VTI

ということですね。

口コミ比較のところでも書きましたが、VOOとVTIのどちらを買うかは個人の好みによるところが大きいようです。

eMAXIS slim S&P500や楽天VTIのように投資信託で運用する方法もあるので、投資初心者の人は少額から始められる投資信託から始めてみてはいかがでしょうか。

それでは。

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