SBI•V•全世界株式インデックス•ファンドの評価は?(雪だるまとの違いは?)

世界最大規模の資産運用会社”バンガード社”のETFに円建てかつ超低コストで投資できる「SBI・Vシリーズ」。

その中でも、特に人気が高いのが、今回ご紹介するSBI・V・全世界株式インデックス•ファンド(愛称:SBI・V・全世界株式)です。

この1本だけで、なんと世界中の企業約9000社にまるっと投資できるんですね。

SBIではさまざまなインデックスファンドがありますが、どのファンドにするか悩む方もいらっしゃるでしょう。

今回は、SBI・V・全世界株式インデックスファンドの評判・口コミを見ていくとともに、利回りや信託報酬などについて評価していきます。

この一本でAppleやMicrosoft、NVIDIA、Teslaなどの大企業から中国や台湾などの新興国企業にいたる全世界の企業約9000社にまるっと低コストで投資ができます。

これから投資を始める方やどの投資信託にするか迷っているという方はぜひ参考にしてみてください。

また、同じSBIアセットマネジメントから販売されている全世界株式の類似ファンド「雪だるま」との違いも見ていきます。

ぜひ最後までご覧ください。

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SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドとは?

ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。

基本情報

運用会社 SBIアセットマネジメント
連動対象 FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
ファンド設定日 2022年1月31日
分類 外国株式型インデックス
販売手数料
(購入時手数料)
無料
信託報酬
(運用管理費用)
0.1338%程度
信託財産留保額 無料
分配金 なし

SBI・Vシリーズの特徴は、米国の運用会社バンガード社のETFを投資対象としていることです。

このSBI・V・全世界株式もバンガード社のETFであるVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)に投資をするファンドとなっています。

個人投資家の間では、SBI・VTとも呼ばれていますね。

このVTの投資先には、先進国だけではなく発展途上国も含まれます。さらに大型株だけではなく、小型株も含まれるんですね。

人気のファンドの中には、小型株を投資対象外とするところも多く、小型株に投資ができるという点は、初心者にとって魅力的と言えるでしょう。

SBI全世界株式インデックスファンドは、世界49ヶ国が投資対象になります。

この数は、世界全体で投資できる株のほとんどになりますので、分散投資を考えている人にとってピッタリのファンドです。

低コストで世界中の企業にまるっと投資できるおすすめの投資信託ですね。

全世界株式への投資も人気ですが、米国株式や新興国株式にまるっと投資できるインデックスファンドも人気の商品です。

特徴をまとめていますので、ぜひご覧ください。

主な投資先

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドの投資対象は先進国と新興国の株式となります。

日本を含む先進国、新興国の大型から小型株までも含みます。投資可能な全世界の株式時価総額のほぼ98%をカバーしているんですね

実際の投資先は、約49カ国で構成。素人がすべての国に配分を考えて投資をしなくても、この投資信託1本で世界各国の株式市場全体に投資できます。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VT)に投資することで、世界の株式市場の大型株から小型株まで投資します。

上位10銘柄を見ると、好調な米国株式市場を牽引している巨大ハイテク企業が上位を占めているんですね。

日本でもおなじみの企業ばかりなので、ほとんど名前を聞いたことがあるのではないでしょうか>

資産総額

252.64億円(2023年6月26日現在)。

資産総額が100億円超えると指数との乖離がほとんどなくなると言われているので、十分な規模といえます。

基準価額・純資産の推移

2022年は金利上昇・インフレの影響で、米国株を中心に大きく下落した影響もあり、基準価格は横ばい傾向です。

一方、2023年に入って大型ハイテク銘柄を中心に株価が回復。さらに円安も追い風となって、基準価格が短期的に上昇しています。

世界的にも株価は回復傾向ということもあり、長期保有前提で積立投資をしている方は十分な利益が得られたのではないでしょうか。

”雪だるま”との違いとは?

SBIアセットマネジメントからは、SBI・VTと同じベンチマーク(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス)に連動するSBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま)というファンドが販売されています。

この”雪だるま”の構成ファンドは以下の3ファンドとなっているのが、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFのみで構成されるSBI・VTとの大きな違いとなっています。

雪だるまは、複数のETFに投資することにより、信託報酬が0.1102%程度となっていて、SBI・VTと比べてコストが低く抑えられています。

ベンチマークは同じなので、投資パフォーマンスに大きな差は出ないと考えられます。

SBI・V・全世界株式インデックスファンドの評価は?

SBI・V・全世界株式インデックスファンドの評価について、高く評価されている点と低く評価されている点をまとめてみました。

高評価のポイント①:メリット

SBI・V・全世界株式インデックスファンドが最も高く評価されている点は、分散投資が簡単にできるという点です。

SBI全世界株式インデックスファンドの分散投資の基本は、VTを通して、およそ大企業から小型株まで9,000銘柄に分散投資が可能になります。

高評価ポイント②:低コストで運用できる

低コストのVT(経費率:0.07%)に投資しているので、年間にかかるコスト(総経費率)は0.13%ほどです。

SBI・V・全世界株式インデックスファンドは、世界中の株式市場に分散投資できるにもかかわらずコストが低く抑えられています。

長期的に投資しやすく、つみたてNISAの対象商品。コストも大きくかける必要なく、自分で投資できる範囲で無理なく運用できます。

運用コストは極めて低い水準になっており、カテゴリー平均に比べても圧倒的に低コストです。

購入時手数料 なし
信託財産留保額 なし
信託報酬 0.1338%(税込)
(参考)カテゴリー平均 1.53%

ちなみに日本でも最近人気が高まっている米国ETF VTの経費率は0.08%。

米国ETFを購入する際には為替手数料が発生することを考えると、コストはVTと遜色ないレベルと言って良いと思います。

高評価ポイント③:100円からVTに投資可能

米国ETFのVTへの投資は、最低でも1株あたり約95ドル(約13,000円)の資金が必要ですし、ドル建てで投資することになります。

その点、SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドは、日本円で100円から投資することが可能ですし、分配金も自動的に再投資してくれます。

つみたてNISA対象銘柄なので、この制度を利用すれば、収益部分が非課税となることも大きなメリットです。

低評価なところ(デメリット)

これと言ったデメリットはありませんが…あえてデメリットをあげるとすれば歴史が浅いことですね。

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドが運用を開始したのは、2022年の1月です。

これまで総資産額も増やし、順調に運営を続けていますので、デメリットとまではいかないかもしれませんが、リスクはまったくない、というわけではありません。

SBI・V・全世界株式インデックスファンドは、運用を開始した2022年1月から、右肩上がりで資産を増やしました。

これは紛れもない事実ですが、繰上償還というリスクが消えたわけではありません。

繰上償還の目安は、総資産額30億円と言われていますので、SBI・V・全世界株式インデックスファンドの今後は、順調に総資産を増やしていけば安泰、そうでなければ繰上償還のリスクがあるということです。

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SBI・V・全世界株式インデックスファンドの評判・口コミは?

SBI・V・全世界株式インデックスファンドについて、ネット上には多くの口コミが寄せられています。

主な評価について見てみましょう。

SBI・Vシリーズ全般がコストが安いこともあり、つみたてNISAにおすすめという評判が多いですね。

SBI・V・全世界株式インデックスファンドはおすすめ?

世界中の銘柄に100円の少額から投資できるという取り組みやすさから、SBI・V・全世界株式インデックスファンドは、初心者におすすめできる投資信託です。

ファンドにしては運用を開始して日が浅いという懸念はありますが、順調に購入者を増やしています。

100円から投資できるので、リスクが心配であれば、まずは少額の予算での運用も可能です。

さらに、長期投資の基本は分散投資です。このファンド1本で世界中の大企業から小型株に至るまで、9000銘柄にまるっと投資できる点は大きなメリットです。

分散投資を始めてみたいというのなら、利用を検討してみると良いでしょう。

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