「レバナス最強って聞くけどそれって本当?」
「米国に積立を続けるなら、パフォーマンスのいいレバナスの方がいいんじゃないの?」
米国株の上昇に期待するなら、レバレッジをかけたほうが利益が出る、このように言われていますね。
原理としてはそうなのですが、何も知らずに投資を始めてしまうと思わぬ落とし穴もあります。
この記事ではレバナスのメリットデメリットを詳しく解説し、買うべきかどうかを考えていきます。
- 実績からわかるレバナスが最強のわけ
- レバナスが危ないといわれる理由
- レバナスに投資をするべきか?
レバナスの実績やチャートを踏まえて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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2分でわかるレバナスのおさらい
まずはレバナスのおさらいをしておきましょう。
レバナスとは米国のIT・ハイテク企業から構成されるNASDAQ-100指数の2倍の値動きを目指すファンドです。
代表的なレバナスは現時点(2022年4月)では以下の2種類となっています。
- 楽天グループが運用する「楽天レバレッジNASDAQ-100」
- 大和アセットマネジメントが運用する「iFreeレバレッジNASDAQ100」
楽天レバレッジ | iFreeレバレッジ | |
信託報酬 | 0.77% | 0.99% |
純資産総額(2022年4月時点) | 247.68 億円 | 1,666.55億円 |
レバナスが最強のわけ
レバナスが最強と言われるのは、レバレッジをかけることで少ない元手でも利益を上げられるからです。
これは「てこの原理」と同じですね。小さな力で大きなものを動かす。元手や時間をかけなくても大きな利益を得ることができるというわけです。
NASDAQ-100直近30年の運用実績を見てみましょう。
この10年での伸び率がすごいですね。
大和アセットマネジメントのiFreeレバレッジNASDAQ100がこの3年で価格が4倍以上に上がっていることからも、好調っぷりがうかがえます。
以下は2001年から20年間レバナスに投資をしていたと仮定した場合の結果です。
720万円の元本が約27倍になりました。
有名な米国指数であるS&P500でも、老後資金に必要な2000万円を用意しようと思うと、数十年という長い時間と数百万年という大きな元手が必要です。
レバレッジをかけることで100万円以下の元本でで2000万円を達成できてしまうので、人気の理由になっているのもわかりますね。
レバナスが危ない理由
メリットが大きいレバナスですが、一方で「危ない」という声も聞きます。
ここではレバナスが危ないといわれる理由について解説します。理由は以下の3つです。
- 2倍の値動きにはならない
- 運用コストが高い
- つみたてNISAに非対応
順番に見ていきましょう。
2倍の値動きにはならないことがある
レバナスはNASDAQ100の2倍の値動きをするファンドですが、実際には2倍にならないこともあります。
下記のグラフはNASDAQ100摂れば那須の下落を比較した図です。
NASDAQ100は10ずつ低下しているのに対し、レバナスは2倍以上に下落していることが分かります。
レバナスは下落が続く場面には、2倍以上に下がってしまうというわけですね。
また、レバナスはボックス相場にも向いていません。
上記の図からわかるように、上昇・下落が続く相場では価格が徐々に押し下げられています。
レバナスは上昇には強いですが、下落時・ボックス相場では単純な2倍の値動きよりも下回る可能性があるという一面も持っています。
運用コストが高い
レバナスの信託報酬はレバレッジをかけない投資信託よりも高い傾向にあります。
iFreeレバレッジNASDAQ100 | 0.99% |
楽天レバレッジNASDAQ-100 | 0.77% |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | 0.44% |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.495% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0968% |
約2~10倍の価格になっていることが分かります。
100万円を投資した場合、手数料が1%違うだけで約33万円もの差が出てしまうので、この信託報酬の差は小さくありません。
長期で投資をすると複利の力が働いてさらに大きな差になるため、納得した上で購入するようにしたいですね。
つみたてNISAに非対応
レバナスはつみたてNISAに対応していません。
レバナスは短期投資に向いている商品であり、長期投資には向いていないからです。
金融庁も長期投資でのレバナスの利用は、否定的な意見を示しています。
レバレッジ型・インバース型 ETF 等は主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品であり、投資経験が少ない個人投資家の方が中・長期の資産形成を目的としてレバレッジ型・インバース型 ETF 等を投資対象とする場合には十分な注意が必要です。
長期投資には向いていない理由は上記でも挙げた通り
- ボックス相場には弱いこと
- 長期ではコストが大きくかかること
この2点です。
こういったデメリットがあることは理解をしておきましょう。
レバナスは買うべき?具体的な解決策
長期での資産形成には向いていないことから、資産形成のコアに据えるのは少し危険であるといえます。
現実的な解決策としては、コア・サテライト戦略のサテライト部分として導入することでしょう。
コア・サテライト戦略とは、保有する資産をコア(中核)部分とサテライト(衛星)部分に分けて考え運用すること。コア部分は長期かつ安定的に運用し、サテライト部分はコア部分よりも高いリターンを求めて積極的に運用する。
S&P500やVTIなど安定的な資産をメインに据えることで、一部の資産を積極的に運用することができます。
加えて、
- サテライトの枠を決めておく
- 元本の〇倍になったら利確する
など自分でルールを決めておくとさらに安全な投資ができると思います。
まとめ
レバナスのメリットやデメリットを見てきました。
内容をまとめます。
- 過去20年で元本が27倍になるほどの伸び率を誇る
- 値動きは単純に2倍になるわけではない
- 運用コストが高く長期投資には不向き
- コア・サテライト戦略のサテライトとして持つのが現実的
レバナスはメリットもに大きいですが、大きなデメリットもあります。
レバナスの値動きは自分に合っているのか、どのくらいの資金で投資をするのかなど、許容範囲を決めて投資をすると楽しめるのではないでしょうか。
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