今回は、世界全体の株式にまるっと投資したい方にオススメできる投資信託”キャピタル世界株式ファンド”の特徴、メリット・デメリットについて見ていきます。
2007年から運用開始され総資産総額が3,000億円を突破している人気の投資信託です。
- キャピタル世界株式ファンドの特徴を紹介
- 評判・評価そして口コミを紹介
- 投資するメリット・デメリットを分析
このファンドは、世界中の株式に専門家が厳選して投資するアクティブファンドです。
今回は、全世界の優良企業に分散して投資できるキャピタル世界株式ファンドについて、評価や評判・見通しについても深掘りしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。
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キャピタル世界株式ファンドとは?
ここでは、基本情報や主な投資先、構成銘柄などについて見ていきます。
基本情報
運用会社 | キャピタル・グループ |
---|---|
投資対象 | 追加型/内外/株式 |
ファンド設定日 | 2017年12月15日 |
販売手数料 (購入時手数料) |
3.3%(税込)※上限 |
信託報酬 (運用管理費用) |
1.701% |
信託財産留保額 | 無料 |
直近分配金 | なし |
キャピタル世界株式ファンドは、新興国を含む世界全体の株式を対象とした、アクティブファンドです。
なので、投資リターンは、ファンドマネージャーの目利き次第ということになります。
運用会社はキャピタルグループ
このキャピタル世界株式ファンドを運用しているのは、米国の資産運用会社である”キャピタルグループ”です。
世界大恐慌真っ只中の1931年に米国ロサンゼルスで創立され、資産運用に特化した独立系の会社ですね。
日本での知名度はそれほど高くありませんが、米国籍アクティブファンドの純資産総額残高で250兆円超えとランキング1位(21年12月末現在)になるなど圧倒的な規模を誇ります。
ちなみに、このファンドは世界中の株式に分散投資するタイプですが、フィンテックやESGなどのテーマで投資されているファンドも人気となっています。
運用方法・主な投資先
キャピタル世界株式ファンドは、”キャピタルシステムを適用したニューパスペクティブ運用戦略”を採用しています。
まずは、以下のような手順で企業の成長性や株価の割安度を検証して銘柄の選定が行われているんですね。
このニューパースペクティブ運用の詳細は明らかにされていませんが、目論見書などを読み込むと、複数のマネージャーが運用するポートフォリオを組み合わせる運用方法とのことです。
各マネージャーは、それぞれが担当するポートフォリオを責任持って運用し、複数のポートフォリオを組み合わせて1つのファンドとして運用しています。
仮に1人のファンドマネージャーが運用するポートフォリオの運用成績が悪くなっても、他のポートフォリオでカバーすることができるということです。
組み入れ上位10社は以下のとおりです(2022年7月末現在)。
テスラ、マイクロソフト、アルファベット、アマゾンなど時価総額の大きい大企業が上位を占めています。
地域別では、北米と欧州などの先進国の構成比率が高くなっています。北米が60%程度と全世界株式とほとんど同じ地域別構成ですね。
キャピタル世界株式ファンドは4タイプ
キャピタル世界株式ファンドは、為替ヘッジあり/なしと分配重視かによって4タイプ運用されています。
- 為替ヘッジなし
- 為替ヘッジあり
- 年2回決算(分配重視)
- 年2回決算(分配重視/為替ヘッジあり)
為替ヘッジを行わないタイプは、ドル/円などの為替の影響を大きく受けることになります。
円安となれば基準価格は上昇しますが、逆に円高になると基準価格は下落します。
分配金を受け取ることで、定期的な収益を受け取ることができますが、利益が出た部分には20%の税金がかかることから複利効果が得られなくなります。
なので、長期的に資産形成したい方は、分配重視をおすすめしません。
資産総額・基準価格の推移は?
3,087.59億円(2022年9月1日現在)。
2007年の設定以来、運用期間が10年を超えていることもあり資産総額が3000億円を突破する人気商品となっています。
基準価額・純資産の推移
基準価額は2020年2月まで大きく上昇したものの、コロナショックの影響で急落。しかし3月下旬に大底を付けてから反発して6月の段階で暴落前水準に戻してます。
米国株式市場はコロナショック後に史上最高値を更新し続けていることもあり、長期保有前提で積立投資をしている方は十分な利益が得られたのではないでしょうか。
一方、22年に入って世界的な金融引き締めもあり株価は大幅な調整局面に入っています。
キャピタル世界株式ファンドの評価は?
次世代通信関連 世界株式戦略ファンドの評価はどうなっているのでしょうか。
次世代通信関連 世界株式戦略ファンドに投資するメリット、デメリットを見ていきましょう。
高評価のポイント(メリット)
◯世界中の企業に分散投資
組み入れ銘柄数が約300企業あるので、このファンド1本で全世界の優良企業にまるっと投資できる点は評価できると思います。
米国、欧州、日本などの先進国から、中国などの新興国など、幅広い地域の企業が投資銘柄に含まれています。
◯高いパフォーマンス
2008年のリーマンショック以降、構成比率の高い米国株式市場は絶好調で市場最高値を更新してきたことから、過去5年の年率リターンが13%を超えるなどパフォーマンスは好調です。
22年に入って短期的に株価は下落していますが、長期的にはしっかりと基準価格は上昇しています。
低評価なところ(デメリット)
やはりコストが高いことが最大のデメリットと言えるでしょう。
もちろん他のインデックスよりもリターンが大きく上回っていれば、高いコストを支払う価値がありますが、実は類似のインデックスファンドと変わらないです。
以下の基準価格の推移は、2013年末からのキャピタル世界株式ファンド(青)と全世界株式インデックス(ピンク) を比較したものです。
キャピタル世界株式ファンドは採用銘柄が200を超えていることや構成比率が全世界インデックスとほぼ同じと言うこともあり、ほとんど同じ値動きとなっています。
最近では、eMAXIS slim 全世界株式(オール・カントリー)など、低コストで世界中の企業にまるっと投資できる商品も増えてきています。
リターンに大きな差がない以上、高いコストを払ってまでキャピタル世界株式ファンドを選ぶ必要はないかと思います。
キャピタル世界株式ファンドの評判は?
キャピタル世界株式ファンドに実際に投資されている方や投資経験が豊富なファンドウォッチャーたちの評判や口コミを見ていきましょう。
モーニングスター社長 朝倉さん
アクティブファンドについて✅インデックスファンドが人気
✅アクティブファンド純資金流入継続
1位はキャピタル世界株式ファンド
(DC年金つみたて専用)インデックスばかりに目を向けているが、運用パフォーマンス良好なキャピタルにも目を向けて見ます。
— アレン-サイドFIREマン (@sideFIREman) August 26, 2022
アクティブファンドをコストのみで語る人はほんとペラッペラ。こう言う相場の時にファンドマネージャーが銘柄を組み入れてくれて反転を勝手に狙ってくれるのがアクティブファンド。キャピタル世界株式ファンドなんかは10月頃からブラジル鉄鉱石大手のヴァーレを組み入れ、資源高に対応。
— 愚狼巣株男 (@growthkabuo) January 14, 2022
知人(ひとり親)が加入している変額保険
保険料:毎月5万円
死亡保険金:3,524万円キャピタル世界株式ファンドで6%運用?😰
運用コスト1.76%😵保険と投資は分けることと、月々2500円で死亡保険金3500万円の定期保険を勧めました。早めに損切りしたほうがいいと私は思います😅
— あおい@インデックス投資×パート勤務✎簿記2級 (@5sqfl1TGVtI5Ev3) September 5, 2021
100円積立運用成績公開!!
今回はキャピタル世界株式ファンドです、13か月積立運用中で+15.33%の利益です
信託報酬が1.7%とやや高めの設定ですがこの成績なら十分納得
インデックス投資最高!!みたいな風潮がありますが、私はアクティブも好きです#資産運用 pic.twitter.com/dtjmtQwCzr— ヽ(。◕‿◕。)ノ資産運用モンキー 目指せ1億円 (@wwwsyoufuku) December 24, 2021
キャピタル世界株式ファンドはおすすめ?
今回は、キャピタル世界株式ファンドの評判ということで、特徴やメリットなどについてみていきました。
特徴をざっくりとまとめると、
◯コストが高い:購入手数料3.3%(最大)、信託報酬1.701%
◯世界中の株式に分散して投資
◯過去3年リターン:+71%(22年7月末)
ということです。
コロナショック以降、成長株は大きく上昇したこともあり、過去3年のリターンはかなり高くなっています。
一方、アクティブファンドなので、しょうがない面はありますが購入手数料3.3%で信託報酬も1.7%程度ということで、やはり運用コストが極めて高いというのは大きなデメリットかと思います。
キャピタル全世界株式ファンドが運用を始めた2007年ごろは、全世界株式にまるっと投資できるファンドがほとんどなかったため、このファンドに投資する意義もあったかと思います。
しかし、最近では極めて低いコストで全世界株式に連動するインデックスファンドに投資することができるため、あえてコスト高のキャピタル全世界株式ファンドに投資する必要はないかと思います。
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