「つみたてNISAってたくさんの投資信託があって何を選べばいいかわからない」
「つみたてNISAって正直なところ儲かるのか不安」
そのような疑問に答えるべく、この記事では2022年の最新版としてつみたてNISAでどの投資信託を選べばいいのか、という疑問に対してズバッと回答していきます。
- つみたてNISAって儲かるの? 2018年の運用開始からの47か月間シミュレーション結果
- 2022年の株式市場予想は? 米国市場は二けた成長?
- 当ブログ厳選、つみたてNISA対応のおすすめ投資信託3選
- 【補足】:楽天証券とSBI証券のつみたてNISAランキングは?
という内容で紹介していきますので、ぜひ最後までごらんください。
つみたてNISAの運用結果はどう?制度が始まって以来の4年間を振り返る
2018年につみたてNISA制度が始まって以来、2022年で丸4年を迎えようとしています。この4年間でコロナショックをはじめ、株式市場も大きく動きましたね。そこで、2018年のつみたてNISAの制度開始以降に仮に毎月末に1万円を積み立てた場合(元本合計47万円)の含み益はどれくらいになるのか、という運用結果について先に紹介します。
2021年11月末まで47カ月間の積立投資結果は、トップの運用成績が米国「S&P500」に連動する「i Free S&P500 インデックス」で74万円だった。第2位は「CRSP U.S. Total Market」に連動する「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の73.97万円になった。反対に、もっとも積立投資成績が悪かったのは、新興国株式の「FTSE RAFI Emerging」に連動する「i Free 新興国株式インデックス」の54.7万円だった。これに次いで悪いのは「TOPIX」に連動する「東京海上セレクション・日本株TOPIX」の55.5万円だった。
この結果によると、「米国市場」に連動したインデックスファンドの運用成績が最もよく、新興国株式の運用成績が最下位でした。ただ、すべてのファンドの運用成績が含み益になっており、最終的にどの投資信託を買っても損をすることは無いという結果になっています。
2022年の株式市場予想は? コロナ(オミクロン株)の影響は?
当ブログで最新のおすすめ投資信託を紹介する前に、2022年の株式市場、特に米国市場がどうなるのか見ていきます。
2020年にはじまったコロナ経済も、早2年が過ぎようとしています。最近ではオミクロン株の出現により、欧米では再度、ロックダウンに踏み切るところも出てきています。したがって、2022年も最大の懸念はやはりコロナですね。Bloombergの記事(2022年の株式相場、注目すべき5つの要因-インフレなどで転機か)では株式市場を予想するうえで5つの大きな要因を紹介しています。
米国市場は2022年も引き続き2ケタ成長が期待できる?
また、Morningstarの記事(2022年にも米国株式は2ケタ上昇する? ―ナティクシスの2022年の展望)では2022年の米国市場も引き続き2ケタ成長すると予想しています。
過去の実績だけを見れば、やはり2022年も米国株が強いと予想できます。ただ、株式市場は誰にも予想できません。特にコロナショックのようなことがまた起これば、2020年3月同様、株式市場が急落することだってあり得ます。
株式の下落に負けずに淡々と積み立てていくことが大事!
それでも毎月淡々と決まった額をつみたてNISAで投資していくことで、最終的に大きな利益を得ることができるのです。株式市場の下落で含み損を抱えることは不安がつきものですよね。そんなときは「投資信託を安く買えてラッキー!」くらいの気持ちで臨んでいくのがいいかもしれません。
それでは続いて当ブログ厳選、つみたてNISAおすすめ投資信託3選を紹介していきます。
【2022年最新】つみたてNISAのおすすめ投資信託は? SBI・Vシリーズが強い!
当ブログでもかねてより投資するなら「米国市場」をおすすめしていますが、2022年もその姿勢は変わりません。したがって、つみたてNISAで投資するなら、やはり「米国市場」の指数に連動するインデックスファンドをおすすめします。
以前も紹介していますが、つみたてNISAの対象商品の中で全米株式に投資できる投資信託は、金融庁が指定する全173本のうち「全米株式」と「S&P500指数」に連動するインデックスファンドは10本しかありません。
その中でも投資信託のチェックポイントにもとづき、おすすめな投資信託3選を紹介していきます。
なお、米国市場だけに投資するのは不安、という方向けに「主要先進国」が投資対象な投資信託も紹介していますので、合わせてごらんください。
【厳選投資信託①】SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
米国株投資で外すことができないのが「S&P500」ですね。S&P500に連動する投資信託は、つみたてNISAの対象商品でも8本あります。その中でも0.0968%という低コストな投資信託としてe MAXIS slim 米国株式(S&P500)がありましたが、さらに0.003%安い投資信託がSBI・V・S&P500インデックス・ファンドとして登場しました。正直、このくらいのコスト差であれば影響はありませんが、コスト最安として選びました。
【厳選投資信託②】SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドと同じ指数(CRSP U.S. Total Market Index)に連動する投資信託の中に、楽天の「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」がありますが、こちらは経費率が0.162%と若干高くなっています。その点、SBIの「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」は経費率が0.0938%と楽天と比較し、かなり低コストになっている点が決め手となりました。
このSBI・V・全米株式インデックス・ファンド一本で、全米市場に上場するほとんどの企業に投資できるのは魅力的です。
【厳選投資信託③】SBI・先進国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(先進国株式))
こちらは主要先進国を投資対象とした「FTSE Developed All Cap Index指数」に連動するインデックスファンドです。同じような先進国を投資対象とした指数に「MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス)」がありますが、FTSE Developed All Cap Index指数のほうが投資対象企業約5800社と、より分散投資ができ、経費率も0.1022%と低くなっています。
なお、FTSE Developed All Cap Indexをベンチマークとした投資信託は、現在のところSBI・先進国株式インデックス・ファンドしかありません。
【補足】:楽天証券のNISAランキング
参考までに楽天証券の直近のNISAランキングを紹介します(一般NISA対象インデックスファンド含む)。
ランキングを見ると、トップ3に低コストで有名な「eMAXIS slimシリーズ」が2本も入っていますね。また、投資対象地域を見ても、米国に人気があるランキング結果になっています。
【補足】:SBI証券のつみたてNISAランキング(つみたて金額)
つづいてSBI証券のつみたてNISAランキング(つみたて金額)を見ていきます。
ランキングの1位と2位はともにS&P500に連動するインデックスファンドです。ランキングには全世界株式も入っていますが、やはり米国市場は人気ですね。
まとめ:2022年も安定した成長が期待できる米国市場
2021年のつみたてNISAの運用リターンの振り返りと2022年の株式市場、および当ブログで勝手に選定したつみたてNISAで運用するおすすめ投資信託3選を紹介してきました。
記事をまとめると、
- つみたてNISA制度が始まってから47か月の運用結果は「米国市場」がトップ
- 2022年の米国市場は引き続き堅調に成長が期待できる
- つみたてNISAで選ぶ投資信託は「SBI・Vシリーズ」がおすすめ!
ということですね。
それでは。