人気のSBI・Vシリーズに、米国の連続増配企業にマルっと投資できるファンドが追加されました。SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドです。
日本の投資家にも大人気となっている米国株式市場。以下の3つの指数が有名です。
- 最も歴史が古く米国の大型株500社で構成されるS&P500
- S&P500構成銘柄のうち様々な業種から選定された30社で構成されるダウ平均
- 主に情報技術セクターの大型株で構成されるナスダック100
しかし、指数別ではなく、1本で米国の業績堅調な優良企業に投資できるファンドはないのでしょうか?
それがあるんです!
それが、SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(通称:SBI・V・米国増配株式)なんですね!
10年以上連続で増配している米国の大企業にマルっと投資できる注目のファンドです。
業界トップクラスの低コストで大人気となっているSBI・Vシリーズの商品です。
- SBI・V・米国増配株式ってどんな投資信託なの?
- メリットとデメリットを両方を教えて
- 競合する他の投資信託と何が違うの?
今回は、10年以上連続で配当金を連続増配している企業にマルっと投資するSBI・V・米国増配株式について、評価や評判・見通しについても深掘りしていきます。
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SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドとは?
まずはファンドの基本情報を見ていきましょう。
基本情報
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
連動対象 | S&P米国ディビデンド・グロワーズ・インデックス(バンガード社ETF:VIG) |
ファンド設定日 | 2023年6月8日 |
分類 | 外国株式型インデックス |
販売手数料 (購入時手数料) |
無料 |
信託報酬 (運用管理費用) |
0.1238%程度 |
信託財産留保額 |
無料 |
2023年6月にSBI・Vシリーズが拡充し、新たに5本のファンドが追加になりました。
その中で、最も注目されているのが今回ご紹介するSBI・V・米国増配株式です。
主な投資先
SBI・V・米国増配株式の投資対象は、バンガード社のETFであるVIG(バンガード米国増配株式ETF)に連動するように設計された商品です。
このVIGを通じて、S&P米国ディビデンド・グロワーズ・インデックス(円換算ベース)に連動する投資成果をめざしています。
米国株式市場において過去10年間継続して配当を増加してきた米国企業(配当利回り上位25%の適格企業を除く)で構成されるキャップド時価総額加重平均型の株価指数です。なお、S&P米国ディビデンド・グロワーズ・インデックス(円換算ベース)は、S&P米国ディビデンド・グロワーズ・インデックスをもとに、委託会社が円換算したものです。
要は、米国株式市場で10年以上連続で増配している銘柄に投資できるように作られたファンドです。
VIGの構成銘柄は300を超えているので、分散もバッチリです。
純資産総額
純資産総額が多い投資信託は、安定した運用が可能となります。具体的には、以下のメリットがあります。
- 運用コストを低くできる
- 繰り上げ償還リスクが低い
純資産総額は、その投資信託の投資家からの人気度のようなもの。純資産総額が低いと運用が中止されることもあります。
SBI・V・米国増配株式の純資産はおよそ41.64億円です(2023年7月25日現在)。
100億円が1つの目安でありますが、運用開始から2ヶ月たっていないこともあり、資産規模はまだ小さいですね。
ただバンガード社のETFを購入していくファンドなので、資産額が少なくても指数との乖離は小さいと思います。
基準価額・純資産額の推移
SBI・V・米国増配株式は2023年6月8日に運用が始まったばかりであり、2023年7月時点ではまだ2ヶ月ほどしかデータがありません。
23年に入って米国株はグロース銘柄を中心に上昇しており、SBI・V・米国増配株式の基準価格も短期的に上昇傾向です。
アメリカの株価は、短期的には下落する局面もあるものの、長期的には上昇し続けています。
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドの評価は?
「SBI・V・米国増配株式の内容と実績は分かったけど、具体的なメリットとデメリットが知りたい」という人もいますよね。
ここからは、メリットとデメリットを説明します。
メリット
まずはメリットから見ていきましょう。結論としては、以下のメリットがあります。
- 1本で米国全体に投資できる
- 非常に低コストで投資できる
- 分配金を出さない
メリット1 1本で米国の優良大企業に投資できる
SBI・V・米国増配株式を購入するだけで、米国の大型株で10年以上連続増配している銘柄にマルっと投資できます。米国は先進国でありながら今後も人口増加が見込まれており、経済も発展していく公算が大きいです。
さらに、米国には世界中から優秀な人材と多額のマネーが集まります。これまでもGAFAMなどのメガテック企業が誕生してきましたが、現在も情報技術セクターを中心に将来有望なスタートアップが次々と育っています。また、マクドナルドやコカ・コーラのように、世界各国で事業を展開している既存の大企業の地盤も盤石です。
その中でも増配を続けているということは、ビジネスがうまくいっていて財務状況が良好な企業と言って良いでしょう。
構成銘柄上位10社を見ても、日本でもおなじみの企業ばかりです。
なお、今後中国のGDPも世界トップレベルに台頭することが予想されますが、米国と中国では投資環境が異なります。
経済状況だけでなく政治状況等も投資に影響することを踏まえると、今後も米国市場が有望な投資先であり続けるでしょう。
メリット2 非常に低コストで投資できる
購入時手数料と信託財産留保額が無料なのはもちろん、信託報酬も米国の株式が投資対象のファンドの中でかなり安いレベルとなっています。
信託報酬は投資信託を保有している間かかる費用ですので、この数値が運用結果に影響します。
米国の連続増配銘柄で構成されているファンドはそれほど多くないこともあり、0.1%台というのは、格安と言えるレベルです。
メリット3 分配金を出さない
SBI・V・米国増配株式は他の多くのインデックスファンドと同様、分配金を出していません。
分配金が支払われると税金がかかるため、分配金を出さずに再投資するファンドのほうが運用効率が良いと言えます。
デメリット
SBI・V・米国増配株式のデメリットは以下のとおりです。
- ETFに比べると手数料が高い
デメリット1 ETFに比べると手数料が高い
SBI・V・米国増配株式は、バンガード社のETF「VIG」に連動するように設定されています。このVTIの経費率は0.06%となっており、VIGを直接購入した方が安いということになります。
とはいえ、SBI・V・米国増配株式との差は0.0638%ですので、十分に許容範囲内です。
また、ETFは1口単位でしか購入できないため、例えばVIGを買うには最低でも約20,000円が必要になります(2023年7月時点)。
その点、投資信託は金額指定で、100円から買えるため、こちらのメリットの方が大きいかもしれませんね。
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドの評判・口コミは?
SNSでSBI・V・米国増配株式の口コミを調べてみました。
コストの低さや手軽に購入できる点が好感され、人気となっていることが分かりますね!
VYMやVIGに投資していて分配金を再投資するなら、SBI•V•米国高配当株式や米国増配株式の方が効率的だと思う。
投資信託の方が再投資効率良いし、買い増しするときも少額で買えるし、ドル転する手間もかからないし。
ETFもよいけど私は手間のかからない投資信託が好き。— スノー❄️インデックス全力ガール (@snowzettai) June 4, 2023
先月「SBI V VIG」誕生!
その名の通りVIG(バンガード米国増配株式ETF)に連動する投信で、10年以上の連続増配企業で構成のため「底堅い」。
で、VIGとVTIのチャート比較しました。
「底堅い」感じがしました。現在積立中の「SBI V VTI」から乗換えます。 pic.twitter.com/nbD45yfBn3— としちゃん@シニア素人投資家 (@ToshichanInvest) July 11, 2023
✅期待の新・投資信託
SBIで新しい投資信託が生まれました🌸
私が特に期待しているのは
SBI・V・米国増配株式インデックス・ファンド(VIGに連動)💕増配株≠高配当株なところは注意ですが、堅実に分配金を積み上げていけます🌱
愛用のeMAXIS Slimシリーズに並ぶ逸品になりそうです✨
— ハニミチ@家庭の投資家🌈 (@hanimiti) May 13, 2023
SBIが攻めてます。
VIGに連動するSBI・V・米国増配株式設定
コストも0.1238で満点1年 VIG>VYM
3年 VYM≒VIG
5年 VIG>VYMとなっており優秀です。
— ユージ@節約投資ブロガー (@million_ryman) May 10, 2023
「SBI・V・米国増配株式の評価・評判・口コミ」まとめ
今回はSBI・V・米国増配株式インデックス・ファンドについて解説しました。
今回の内容をまとめると、
- この投資信託1本で、米国株式市場で10年以上連続で配当金を増配している企業に投資できる!
- 低いコストで優良企業にマルっと投資できる非常に優秀な投資信託!
でしたね。
10年以上も配当金を増やすことができるということは、ビジネスがしっかりとしており、業績が成長している優良企業ということです。
口コミを見ても非常に期待の高いファンドであることが分かりました。
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