グローバル3倍3分法ファンドの評判や口コミ、デメリットを知りたいです。レバレッジタイプということでリスクが高いのではないですか?
このような疑問を持つ方に向けて記事を買いています。
- グローバル3倍3分法ファンドとは?
- グローバル3倍3分法ファンドの評判は?
- グローバル3倍3分法ファンドのデメリットは?
- グローバル3倍3分法ファンドの運用実績は?
- グローバル3倍3分法ファンドはおすすめ?
投資歴20年のかいまるです。株式タイプの投資信託を中心に1千万円の資産を運用しています。
2018年10月の販売以来、大人気商品となっている「グローバル3倍3分法ファンド」。
結論からいうと、自分も非常におすすめできる投資信託と考えていて、
- 長期運用で高いリターンが期待できる
- レバレッジ型も債券中心でリスクを抑制
- バランスファンドの中では低コスト
という特徴を有しているからです。
今回は、この「グローバル3倍3分法ファンド」の評判やメリット・デメリットについて取り上げます。口コミもまとめていますのでぜひ最後までご覧ください。
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グローバル3倍3分法ファンドとは?
グローバル3倍3分法ファンドは、日興アセットマネジメントが
- 世界各国の株式:20.0%
- 先進国の不動産(REIT):13.3%
- 先進国債券:66.7%
に投資を行うバランス型の投資信託です。このファンドの最大の特徴は、株価指数先物や国債先物などを活用することで、資産総額の3倍の投資行うこと。
要するに3倍のレバレッジをかけることで投資比率は、
- 世界各国の株式:60%
- 先進国の不動産(REIT):40%
- 先進国債券:200%
となるんです。手持ち資金が少なくてもレバレッジをかけることで運用額を3倍にまで膨らませることでリターンを増やすことを狙った投資信託ということです。
イメージは以下の図のとおり。
10万円投資すれば30万円投資したのと同様のリターンを期待できることになります。
レバレッジ商品というと株の信用取引やFXなどが一般的。ただ値動きが激しいので短期間で大きな損失を抱えることもあります。
その点、このグローバル3倍3分法ファンドは株式やREITに3倍のレバレッジをかける一方、値動きの安定している債券の比率を200%にまで高めることによってポートフォリオ全体のリスクを抑えているのがポイント。
実際の資産の内訳は以下のようになっていて、主に世界各国の先進国を中心に分散投資されているのがわかります。
3倍3分法ファンドのメリットは?
このファンドの運用開始は2018年10月ですが、2019年の1年間だけで資金流入額は1年決算型と隔月分配型の2コース合計で3000億円超え。
株式並のリターンを期待しつつ債券などにも分散投資ができるということで、大ヒット商品となっています。
3倍3分法ファンドの基本データ
基本データ(2022年11月18日現在)を簡単にまとめると以下のとおりとなっています。
- 資産総額:1546.78億円
- 信託報酬率:0.484%(年率)
- 投 資 先 :株式、REIT、債券
- タ イ プ :バランス型
- 運用会社:日興アセットマネジメント
3倍3分法ファンドの評判(メリット)は、レバレッジを活用して実質的な投資額を増やしつつ資産を分散することでリスクを抑えているので、長期投資にも向いた商品ということです。
従来のレバレッジ投信は株価指数の2~3倍の値動きをする「ブル型ファンド」などで、どちらかといいうと短期取引を目的とした商品なんですよね。
投資対象は債券が中心
3倍3分法ファンドのメリットの一つとしては、主に値動きの安定している債券部分を中心にレバレッジかけているということです。
以下の図のイメージのように、値動きの大きい株式やREITは投資資金の80%で現物保有して、残りの20%を証拠金として先物を購入しているんです。
バックテストでは15年で資産10倍
運用会社の日興アセットが実施したバックテストでは、レバレッジで運用資産が大きくなっているので、以下のように2003年3月末を100とした基準価格は2018年9月末に1084と10倍以上に上昇する結果に。
もちろん過去のデータであり、将来的に高いリターンが保証されるわけではありません。
ただ非常に高いリターンがバックテストの結果などで期待できる一方、以下のようにリスクは株式やREITよりも低いという設計がなされているんですね。
今まで、このようなコンセプトの商品はなかったこともあり、大人気商品になるのも理解できます。
ちなみに、3倍3分法ファンドも人気の投信ですが、他にも長期投資を前提としたレバレッジ型の投資信託も人気を集めています。
主要なものの特徴を記事でまとめています。
3倍3分法ファンドの評判・口コミは?
SNS上での評判・口コミを集めて見ました。
夜の自習でこの間日経に出てた【3倍3分法ファンド】理解した。
まだまだ駆け出しな感じだけど今回のコロナ影響下での市場をそれなりに持ち堪えてるからこのまま運用好調に持っていけば結構いいファンドなのでは???
— 睡 (@sushi_net) April 15, 2020
グローバル3倍3分法ファンド
今更ちゃんと見たけど、サテライトとしてはいいんじゃないかな。
分散でリターンを得るという思想が面白いし、リスクパリティを株リート100、債券200とするのも、アセット分散PFを持つ自分には理解できる。
問題は株高・債券高のタイミングで投資すべきものかどうか🤔
— 日比谷タクミ 🍀資産形成が専門の企業経営者🍀 (@Hibiyatakumi) November 30, 2019
10/4以降、S&P 500、VTIは5%くらい下げてるのに
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)は逆に上げてる。もうこれだけで良いのではないだろうか? pic.twitter.com/2pMqLKNfa9
— ヒロキ@🇳🇬🇨🇳🇹🇼🇰🇷🇯🇵🇺🇸🇦🇷 (@hirokinv) November 30, 2018
グローバル3倍3分法ファンドを積立開始。
去年の10月設定来の成績を日経平均と比較してみたけど良い感じにアウトパフォームしてる。https://t.co/dKfzq45yMY pic.twitter.com/RoDvRMubGw— 株んちゅ (@kabunchu) January 31, 2019
日経平均やS&P500よりもパフォーマンスが上回るなど、かなり良いファンドなのではないかという口コミが多いですね。
一方、コロナショックの影響が大きかった5月ごろには以下のような口コミも…。
投資でやってはいけない事シリーズ…
“人のオススメをそのまま買う”
人の勧めで買った
『グローバル3倍3分法ファンド』仕組みがまったく理解できないまま40,000円分購入…
そして今の状況はこんな感じ😭
とりあえず塩漬けにしてます
自分で納得した上で買わないといけないと学んだ良い思い出☺️ pic.twitter.com/hTUEkrvE7D
— アラフォー会社員 (@22ken_f22) May 23, 2020
今は基準価格がかなり回復していますが、相場が下落するタイミングでは3倍3分法ファンドでもパフォーマンスが悪くなることがあるということです。
3倍3分法ファンドの注意点・デメリットは?
レバレッジを活用した斬新な投資信託である3倍3分法ファンドですが、あえて注意点・デメリットをまとめると、
- レバレッジ取引なのでリスク高め
- インデックス投信に比べコスト割高
- バックテストにはコストが考慮されていない
ということになります。クイックに見ていきましょう。
デメリット①:レバレッジ取引なのでリスク高め
レバレッジを効かしているということは、リターンも増えますが当然の事ながらリスクも大きくなります。
簡単に言うと”利益も3倍だけど損失も3倍”ということです。
レバレッジがある分、値動きが激しいと理解しておくべきです。
デメリット②:インデックス投信に比べてコスト割高
3倍3分法ファンドの信託報酬率は0.484%となっていて、日経平均やS&P500などに連動するインデックス投信よりは若干ながら割高になっています。
低コストのインデックス投信は信託報酬0.1%程度のものも多数あるんですよね。やはりコストは長期的なリターンに影響を及ぼします。
ただ、バランス型投資信託の信託報酬の平均は1.1946%となっていて、3倍3分法ファンドがレバレッジタイプということを考えると信託報酬は妥当な水準といえます。
デメリット③:バックテストにはコストの考慮なし
デメリットというよりは注意点ということですが、15年で10倍となった結果というものの中に信託報酬などのコストは一切含まれていません。
また先物は投資期限がある限月制となっているため、3ヶ月に一回の買い替えを行う必要があり、通常はその際に買い替えコストがかかることになります。
バックテストは過去のデータですが、実際のリターンはコストの分低くなることになります。
3倍3分法ファンドの運用実績は?
3倍3分法ファンド(1年決算型)の基準価格の推移は以下のとおり。
2021年12月30日現在で基準価格が16065円となっているので、3年ちょっとで+60%となっています。年率で換算するとなんと11%程度。株式以上のリターンとなっています。
他方、債券を中心に運用されているもののコロナショックの影響は非常に大きかったことがわかりますね。
暴落前の2月21日の基準価格は13604円。そこから3月19日には8559円まで一気に急落しました。
下落率は35%を超えていて、わずか1カ月間で運用残高の3分の1以上を失った計算。
株価が大きく下落する際には安全資産と言われる債券に資金が集まるはずでしたが、コロナショックの際には債券も換金売りでおされて価格がほとんど上がりませんでした。
債券中心のバランスファンドですがレバレッジをかけている分、相場が下落する際には大きく影響を受けるということです。
さらに、2022年に入って、各国の中央銀行が政策金利を引き上げている影響もあり債券価格が急落。基準価格が大きく下落しています。
3倍3分法ファンドはおすすめ?
自分は長期的に高いリターンが期待できる3倍3分法ファンドへの投資はありなのではないかと考えていて、その理由は
- 長期運用で高いリターンが期待できる
- レバレッジ型も債券中心でリスクを抑制
- バランスファンドの中では低コスト
ということです。
レバレッジタイプということで高いリターンが期待できる反面、債券中心のバランス型ファンドなのでリスクが大幅に抑制されているという商品設計は秀逸だと思います。
信託報酬等のコストも0.484%と、インデックス投信よりは高めですが、アクティブ型ファンドやバランス型のものと比較すると十分に低コストと言えます。
株式、債券、REITと分散投資をしつつ、株式に現物投資するよりも高いリターンが長期的に期待できる。
3倍3分法ファンドはそんな投資信託と言えそうです。
ちなみに株や債券を長期運用するとどのくらいのリターンが期待できるのでしょうか?
以下の記事にまとめました。
「グローバル3倍3分法ファンドの評判」まとめ
今回は、グローバル3倍3分法ファンドの評判は?ということで、メリット・デメリット、口コミなどをまとめてきました。
これまでになかった長期投資できるレバレッジ型バランスファンド。債券中心の構成でリスクをおさえつつ、高いリターンを期待できる商品です。
信託報酬も十分におさえられたものになっているので、安心して投資できますね。
それでは。
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