【先進国株式・全世界株式】どっちを選ぶべき?特徴・リターンを解説

こちらも株式世界の株式は「先進国株式」と「新興国株式」と大きく2つに分けることができ、「全世界株式」は先進国株式と新興国株式の両方に投資できるタイプの投資信託です。

そこで悩ましいのが、「先進国株式」と「全世界株式」どっちを選ぶか?ですよね。
いずれの投資信託も、一つの国や地域に資金を集中させないことでリスク分散できることから、バランスよく投資できるのが魅力的ですが、新興国を含むか否かによって特徴は異なります。

今回の記事でわかること
先進国株式・全世界株式の特徴を紹介
先進国株式・全世界株式の代表的な銘柄
先進国株式・全世界株式のリターン

今回は、先進国株式と全世界株式の特徴やリターンなどについてご紹介していきたいと思います。

ぜひ最後までご覧ください。

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先進国株式・全世界株式の特徴とは?

まずは、先進国株式と全世界株式の特徴をそれぞれ見ていきましょう。

先進国株式

先進国株式を投資対象としている投資信託。対象とされる国としては米国や日本、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、カナダなどが挙げられます。
※日本を含まないものもあります。

商品によって組み込まれている地域や構成比率は異なりますが、米国株式が大半を占めているものが多いのが特徴です。

そのため、先進国株式インデックスファンドでは米国株式市場の影響を強く受けることになります。

全世界株式

全世界の株式に投資する投資信託では、米国や日本、ヨーロッパといった先進国はもちろん、インドやブラジルなどの新興国の経済成長も享受することができます。

新興国は先進国よりも高い経済成長が見込まれており、2022年の予測では先進国が3.0%に下方修正されたのに対して、新興国は5.0%の経済成長が見込まれてるのです。

とは言っても、新興国の株式市場の規模はまだ小さく、政治や経済が不安定な地域もありますので、新興国のみへの投資は大きなリスクが伴います。

比較的政治や経済が安定している先進国がポートフォリオに組み込まれている全世界株式インデックスファンドであれば、新興国の高い経済成長を享受しつつ、リスクを軽減しながら運用することができるのです。

先進国株式・全世界株式のパフォーマンス

では、先進国株式と全世界株式ではパフォーマンスにどれくらいの違いがあるのでしょうか?

ここでは、投資対象が先進国株式(米国を含む)と全世界株式のETF、「 iシェアーズ・MSCI・ワールド・ETF(URTH)」と「 バンガード・トータル・ワールド・ストック・ETF(VT)」のパフォーマンスで比較してみたいと思います。

以下のチャートは、米国を含む先進国23か国、約1306銘柄で構成されている iシェアーズ・MSCI・ワールド・ETF(URTH)」の過去5年のチャートです。

コロナショックの際に大きな下落局面があったものの、その後は回復し、ほぼ2倍にまで上昇しています。

出典:ブルームバーグ

以下のチャートは、約49か国の先進国・新興国、約9287銘柄で構成されているETF「 バンガード・トータル・ワールド・ストック・ETF(VT)」の過去5年のチャートです。

こちらも20年3月のコロナショックの際には大きく下落しましたが、その後は急回復を遂げています。

出典:ブルームバーグ

先進国株式インデックスファンド:代表的な銘柄3選

代表的な先進国株式インデックスファンドは、次の通りです。

ファンド 信託報酬 純総資産額(億円)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.10% 2933.87
たわらノーロード先進国株式 0.11% 1678.22
SBI・先進国株式インデックス・ファンド 0.10% 87.64

(2021年12月時点)

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」は、MSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託です。MSCIコクサイ・インデックスは、22の先進国の大型・中型株に投資し、各国の市場の時価総額の約85%をカバーしています。

国、地域別で見てみると、アメリカ(北米)が約7割を占めていることがわかります。
イギリスやフランス、スイスといったヨーロッパの国々への比率も相対的に高めです。

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

実際に組み入れられている銘柄も、上位10位はアメリカの企業で占められておりますが、業種は様々。

AppleやMicrosoft、Amazonなど、日本でもおなじみの企業が多く見られますね。

詳しくはコチラ

たわらノーロード先進国株式

「たわらノーロード先進国株式」も、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と同じくMSCIコクサイ・インデックスに連動する投資信託です。

こちらも国別で見るとアメリカ(北米)が約7割を占めており、次いでイギリス、カナダと続いてます。

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

上位10位の組み入れ銘柄に関しては、比率に若干に違いはありますが、上記の「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と全く同様になっております。

先進国インデックスファンドは、米国の主要な企業を中心に投資しているということですね。

詳しくはコチラ

SBI・先進国株式インデックス・ファンド

「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」は、マザーファンドから2つのETFに投資している投資信託です。

投資先のETFは、投資先を米国とする「シュワブU.S.ブロードマーケットETF(SCHB)」と、26の先進国に投資する「SPDRポートフォリオ・ディベロップド・ワールド(除く米国)ETF(SPDW)」です。

国、地域別で見てみると、アメリカ(北米)が約6割を占めており、日本、イギリスと続いてます。

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

 

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

組み入れ銘柄に関しては、やはりAppleやMicrosoft、Amazonなどの米国企業が上位に。

韓国企業の組み入れ比率は2%ほどなのですが、サムスン電子が10位に組み込まれております。

詳しくはコチラ

 

先進国株式は比較的安定的な運用を見込める魅力的なファンドですが、先進国株式に投資しつつ、債券やリートなどにもまるっと投資できるファンドもあります。
下記で詳しくご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

全世界株式インデックスファンド:代表的な銘柄3選

代表的な全世界株式インデックスファンドは、次の通りです。

ファンド 信託報酬 純総資産額(億円)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.11% 3902.16
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 0.21% 1482.31
SBI全世界株式インデックスファンド 0.11% 466.04

(2021年12月時点)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資信託です。日本を含む先進国・新興国の株式などへの投資を行っています。

組み入れされている銘柄を国、地域別で見てみると、アメリカ(北米)が最も比率が高く、ヨーロッパ、アジアと続いております。

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

 

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

米国を代表とする大企業が多くを占めておりますが、台湾の半導体企業Taiwan Semiconductor Manufacturing Company:台湾積体電路製造が9位に。

詳しくはコチラ

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資信託です。

国、地域別では米国が約6割を占めており、次いで日本、イギリスと続いております。

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

投資対象としているのは世界株式ですが、実際にはご覧の通り米国株が上位10位を占めています。
全体的に、テクノロジー関連銘柄が多い印象ですね。

詳しくはコチラ

SBI全世界株式インデックスファンド

「SBI全世界株式インデックスファンド」は、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資信託です。

組み入れ上位国、地域を見てみると、米国が最も多く次いで日本、イギリスとなっております。

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

 

出典:マンスリーレポート(2021年11月30日)

組み入れ銘柄はほとんどを米国企業が占めておりますが、韓国のサムスン電子が9位に。

業種に関しては、情報技術やコミュニケーション・サービス、金融など様々です。

詳しくはコチラ

 

これらの他にも、全世界の株式にバランスよく投資できるファンドはもちろん数多くあります。
今注目のファンドを下記にまとめておりますので、ぜひご覧ください。

先進国株式・全世界株式のリターン

では、投資対象が先進国株式と全世界株式とでは、リターンはどのくらい差があるのでしょうか?

先進国株式

ファンド
トータルリターン
6か月 1年(年率) 3年(年率)
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 11.17% 36.74% 18.71%
たわらノーロード先進国株式 11.15% 36.75% 18.66%
SBI・先進国株式インデックス・ファンド 8.12% 32.31% 16.47%

 

(2021年12月時点)

2020年のコロナショックからの経済回復により、直近1年のパフォーマンスは軒並み好調です。

「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と「たわらノーロード先進国株式」では、直近3年間でのパフォーマンスにそれほど大きな違いはなさそうですね。

 

全世界株式

ファンド
トータルリターン
6か月 1年(年率) 3年(年率)
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 8.38% 31.65% 16.80%
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 7.43% 30.96% 16.31%
SBI全世界株式インデックスファンド 7.02% 30.51% 16.03%

 

(2021年12月時点)

全世界株式も、直近1年のパフォーマンスは好調でした。

まだまだ成長余地のある新興国が今後どれだけ伸びるかが、長期的なパフォーマンスの鍵になるでしょう。

先進国株式・全世界株式どっちがいいの?

今回は、先進国株式と全世界株式の特徴やリターンなどについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

先進国株式と全世界株式、どっちに投資するか迷っているのであれば、まずは全世界株式から始めてみるのがおすすめです。

なぜなら、今後の経済成長見通しとして先進国よりも新興国の方が高いとされているからです。

とは言え、投資先の選定においてはリスク許容範囲に合わせることも大切です。

今後どの地域の株価が上昇するのかは誰にもわかりませんので、「自分がどれだけリスクを許容できるか?」といったことも含めて、検討してみましょう。

 

下記に投資信託を選定する際に、知っておきたい情報をまとめております。

ぜひこちらもご覧ください。

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